新しい明日に向かって!ーザ・ヒーナキャットは続くよどこまでも…ツアーファイナル 浅草公演

浅草花劇場

2020年8月23日

 

2020年前半がここで一段落ついた。ツアーがほとんど中止となる中、迎えたツアーファイナル。想定外に厳しかった環境の中、この幻となりかけた公演が日の目を見たのは、一重にザ・ヒーナキャットの努力と勇気の賜物。

コロナ禍の影響下で激動の時を迎えたザ・ヒーナキャット。古巣からの独立を経て、ここ浅草でメンバーの卒業を迎える。ザ・ヒーナキャットはひーちゃん1人になるけれども、ツアータイトルの様に、ザ・ヒーナキャットは続くよどこまでも!なのだ。

此処が分岐点となる重要なツアーファイナル!

とは言え、いつもとかわらない、素晴らしいライブでした。その浅草の一日を下に記す。

 

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1.雨女の涙

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朝、でっぱつのマックを早々に飛び出したのはひーちゃんが花劇場一番乗りのツイートをしたから。朝は曇だった空模様も、浅草寺(せんそうじ)の仲見世(なかみせ)を歩いているうちに雨降りとなる。

 


おや?雨?ザ・ヒーナキャットのライブなのに珍しいじゃん!

その雨は、本堂前の宝蔵門(ほうぞうもん)に着いたとたんにバケツをひっくり返したかのような土砂降りとなる。

あの屋根の下に入ったタイミングは絶妙だったなぁ。

少しおくれたらずぶ濡れだった。

本当にびっくりした。

おかげで変なところで足止めとなる。

宝蔵門は仁王様が番をするので仁王門とも言う。

本堂の屋根を流れる雨が激し過ぎて笑ってしまった。

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これって雨女のちのちゃんの涙かな?

今日ばかりは晴れ女のひーちゃんは引き気味だし、その隙を突いてこんなことに・・やれやれ。

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そんな時、タイムライン上に、「近くにいるね!」と書き込むのは白髪マンさん。ツイートの内容から本堂付近にいるらしい。何とか店の屋根伝いで本堂までたどり着き、白髪マンさんと合流できた。すると、いさっちさん、まーやんさんもやってくる。流石、何処からみても白髪マンさんだけはわかるから、みんなどこからともなく集まってくる。雨が小降りになってから、僕らは花劇場近くのカフェに移動して、店の中でエスプレッソを味わいながら、雨宿りしていると、店の中に突如として、うめたろうさんが挨拶に入ってくる。店の中にいても目立つ白髪マンさんに僕らは脱帽で、キャッキャ盛り上がる。どんだけー目立つんだろう!笑 歩く広告塔白髪マンさんの本領(ほんりょう)を見た気がした。

 


白髪マンさんが、栃木住みのいさっちさんを見て、「ちのちゃんの一番初めは栃木の佐野だったよな。2016年10月、約4年間だね!」古参の人達の話は聞いていて面白い。やはりその時をリアルに体験しているから生々しい。

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雨も止み、雨宿りは完了!花劇場へ行く。着くとみんなが入口の向かいの庇の下にいる。めんべいを持つなかSYさん、サッポロビールを配るDaisukeさん。みんな入場を待つ。

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2.物販と入場列

とっても久しぶりなあいちゃん。お初だったみゆきさん。ピック入れやらチェキやら缶バッジやらを押売られ!これぞザ・ヒーナキャットのライブやーん!って思った。

 

そうそう、前日に仕入れたヒーナマーチンをみんなで撮った!いろんなマーチンがいるね。紫色のアゲハが美しい!今後のザ・ヒーナキャットのライブではたくさんお世話になりそうだ。

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入場列に並んでいる時、僕の前はルカ姉さんだった。今日は一段とセクシーなお胸で、ヒーナライブの風物詩とは言えめっちゃウケ!

白髪マンさんが「やばいやつが並んでいる!」との告げ口に、どれどれとやってくるあいちゃん!

「うわー、やばいモノ見ちゃった❣️」

としっかりお胸揉み揉みと下着までチェックしていた。さすがあいちゃん!期待通りの行動にみんなニコニコ。入場前からとても楽しいザ・ヒーナキャットのライブだった。

 

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3.開演、怪演、快演

 

入場は15分押しで、開演は13:00丁度だった。

 

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「一曲目はなんだろう?ワクワクするね!」

 

そんな会話が周りでなされていた。

 

そうだなぁ、「雨女」スタートかなって思っていたら、マジで1曲目が「雨女」なんでびっくりした。

 

朝、雨が降ったし、

 

ちのちゃんが卒業だし、

 

ちのちゃんが作詞した「雨女」スタートは

ありだけど、   

 

セトリ、直前で変えたんやろか?

 

般若(はんにゃ)の面スタートはかっこよかったけれど、ヴォーカル、歌いにくそう。

 

案の定、ひーちゃん投げ捨てた。笑

 

めっちゃカッコ良かったんだもん。

 

 

 

 


4.ひーちゃん全壊!ちのちゃんけっぱる

 


浅草のセトリは

 

ちのちゃん作詞曲は10曲。

 

ひーちゃん14曲。

 

「猫狂」と「バニラ」は全部やって、

 

モノクロからはなんと8曲。

 

ちのちゃんが自信を持って演奏をしていたモノクロ以降の曲が中心に構成されたセトリだった。

 

思い出いっぱいの25曲、素晴らしいかった。

 

特に僕は「路地裏」。小倉ワンマンで初めて聴いたこの曲がまた目の前で聴けたのは良かったし、  

 

感極まって(かんきわまって)声が出なくて嗚咽(おえつ)するひーちゃんがとても印象的だった。

 

ザ・ヒーナキャットへの想い!誰よりも強いひーちゃんだから、そうならない方がおかしい!

 

でも声は出ないものの、演奏は止まらない。

 

ひーちゃんが下がってからのベースソロ。

 

とってもJAZZなベースソロ。

 

プロベーシストとして活動領域の中にJAZZもあるのかな?なんて思わせる、大人な趣きのある演奏が頼もしかった。

 

JAZZ。林檎ちゃんもスカパラと、そんな曲を作っていたし

 

ジャズ喫茶に出入りしていた懐かしい古き良き日々のことを思い出す。

 

そんなちのちゃんの演奏にいのちんのドラムがからむと

 

めっちゃJAZZな演奏になったが、 

 

でも、ひーちゃんのギターや声は絶対的なロック!ひーちゃんが絡めば問答無用のロック!になるので「はね」本来のアレンジにちかづく。全ての音がひーちゃんの声に吸い込まれていく。

 

ひーちゃんも泣いたし、ちのちゃんも泣いてた。

 

百太郎さん、マッキーさんから貰ったグリーンのサイリウム。最後の曲で使う。

 

あげはの前奏と共に会場が緑色に変わる。

 

ステージからはどんな風に見えたのだろうか?

 

ほんの短い、一瞬だったけれど、ちのちゃん卒業がひっそりと盛り上がり、終わる。

 

終わって、客電が付いたけれど、誰も動かない、動けない。

 

ひーちゃん、ちのちゃんがお見送りの準備をしているし、

 

皆んなそれを横目に今日のショーを反芻(はんすう)する。

 

ケジメの浅草、無事終演!


2020年と言う、生きにくい時に、これを成し遂げたこと。

 

偉業だと思う。

 

誰もがライブを行えない中、ザ・ヒーナキャットは7月から活動を再開!この日を迎えるために!全てを調整してきた!

 

でも、これすらもザ・ヒーナキャットにとっては通過点、止まっているわけにはいかない。

 

第二期ヒーナキャットが終わり、ひーちゃん、ちのちゃんはそれぞれの道をすすむ。

 

それぞれのスタートラインに立ち、ひーちゃんは9月1日から第三期ヒーナキャットを始めた。ちのちゃんは10月に代官山でライブを行う。温かい歌がいよいよ披露される。

 

浅草に来れたこと!この歴史の1ページに参加できたことは誇らしい。みんなとライブ後の余韻に浸る。

 

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5.おわりに

 

ちのちゃん、約4年間のザ・ヒーナキャットとしての活動をお疲れ様でした。卒業おめでとう!またこれからの活動も頑張ってください。

 

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セットリスト

 

1.雨女  (猫狂) ち

2.無邪気だった (虹の裏側)ひ

3.飾りキラリ恋模様   (ザ・ヒーナキャットの入門編、ふたり物語)な

 


4.かぼちゃ  (ロックはバニラ味)ち

5.ふたりぼっち  (水色の涙)ち

6.ロックはバニラ味      (ロックはバニラ味、モノクロの虹)ひ

 


7.るるる        (モノクロの虹、虹の裏側)ち

8.夢のかけら  (ロックはバニラ味)ひ

9.上様         (アドレナリン全壊)ち

10.ばらーど       (モノクロの虹)ひ

11.一言言わせて好きですと (モノクロの虹)ひ

12.恋の病        (ザ・ヒーナキャットの入門編)ひ

 


13.パズル          (モノクロの虹)ひ

14.マスカットん   (猫狂)ち

 


15.路地裏  (ザ・ヒーナキャットのれきし)ひ

ベースソロ        

16.はね                (水色の涙)ひ

ギターソロ         

17.アソビタイ     (モノクロの虹)ひ

18.アドレナリン   (アドレナリン全壊)ひ

 


19.ラリルレロ      (水色の涙)ひ

20.さようなら      (虹の裏側)ち

21.芝居歌               (猫狂)ち

22.負けずぎらい   (モノクロの虹)ち

23.ヒーナキャット  (モノクロの虹、ザ・ヒーナキャットの入門編)ち

24.恋がしたい         (恋がしたい)ひ

25.あげは                (ザ・ヒーナキャットのれきし)ひ