ヒズミ談合ーミズニ ウキクサとノンフィクション

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2021年7月10日

小倉FUSE

 

1.OZさんとミニオフ会

7月10日はもともとBABYMETALの北九州メイト会でオンライン飲み会を行う予定だったが、諸事情で中止となりOZさんと2人で飯会となった。

小倉の紺屋町に新しくできたタイ飯屋が気になっていたので、そこでランチ。パカオライスが美味かったし、正式な形での久しぶりな昼呑みは良かった。そして二次会は超久しぶりの磯丸水産

 

TM「ところでOZさんって小倉FUSEは行ったことあったんだっけ?」

OZ「ないよ。」

TM「じゃあ行ってみる?」

OZ「いいよ、いつ?」

TM「今日。笑」

OZ「え?今日?何時?何みるの?」

TM「16:30、ミズニ ウキクサ。笑」

OZ「え?16:30ってもう直ぐじゃん。」


ということでBABYMETALを語り倒したながれでなぜかミズニウキクサのライブに強制連行となりました。笑


OZ「小倉FUSEの前は車で何度も通ったことがあったんだけれど、入ったことはないのよね。」

TM「ミズニ ウキクサは知ってるんだっけ。」

OZ「ラジオに出ていて最近聞いたな。」

TM「ああ、モーニングジャム※ね。」

OZ「平日もラジオはつけているから耳にはいってくるんだよ。」

TM「それは良かった。それじゃあ、中に入りましょうか。笑」

 

FM福岡(月)~(木) 7:30 - 12:30 / (金) 7:30 - 10:55 なかじーとこはまちゃんの地元福岡では超有名な看板番組。

 


中に入って、コロナ禍後のライブハウスを紹介した。床のソーシャルディスタンスグリッドやら取り払われた壁やら、そこかしこに工夫が仕込まれている。

 

TM「今日首振りDOLLSの凱旋ライブチケットを発売開始3時間後に買ったけれど48番だった。このグリッドを見ちゃうともうギリギリくらいだよね。」

OZ「確かに!」

 

そして、知り合いがいっぱい集まってきたので挨拶した。先日京都大作戦に参加してきたひらっちさん、アイドル側からミズニウキクサに足を踏み入れたマシュマロさん、そしてゆだのちゃん、つごもりちゃん夫妻、そしてオマイツなRYOーCHIN。楽しいメンツが勢揃いしていた。

 

ミズニ ウキクサは2番目の出演なので松本愛美ちゃんが物販をやってる。今日はバックステージパスのロゴ入りステッカーが発売になったので、早速ゲットした。


TM「これにサインを入れてもらえますか?」

松本愛美「はい、じゃあマジックを取ってきますね。」


ということで控え室に戻ったかと思うと、なんとミズニ ウキクサのメンバー全員が出てきて

バックステージパスにサインをしてくれた。ちょっと感激でした。この小さなパスに

全員の思いが詰まっている感じ。素晴らしい。日付入りだから毎回買って御朱印みたいに記念になるね。

 

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さてこのライブは小倉を代表するバンド「ノンフィクション」の新譜リリースライブです。


僕は2年前に小倉FUSEで行われた「ヒズミ ウキクサ」というイベントに参加していたので、

てっきりその続きとなるイベントかと思ったら違った。笑

 


ノンフィクションのイイジさん(Gt&Vo)「2013年に行われたノンフィクション、

ヌ・シャボンヌ(ミズニウキクサの前身)、SOUSEMOMENTのメンツそのままの対バン

として2021年7月10日に再招集をかけた。これまでもバンドは沢山いて見てきたけれど

、その中で残ったのはごく僅かだった。僕も8年の間に何度かやめてしまおうかということがあったし、ミズニウキクサの

愛美ちゃんもそうだろうし、岡田もそうだっただろう。でもこの三バンドはこうして残って今も音楽をやっている。続けようと思ったからこそ、こうして再会ができた。その続けようと思った理由はこの演奏だから見ていってください」

 

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「ヒズミ談合ーノンフィクション、ミズニウキクサ、岡田祐亮(SOUSEMOMENT)」という対バンライブである。


 まさにノンフィクション!そのものを見て、受け止めて楽しんで!と言うスタイルが進撃であり素晴らしい。良い仲間たちだ。笑

 

1番目は岡田祐亮さん、バンドというより一人だからソロライブなんだけれど、アコギ一本で図太い音を鳴らす。迫力の音だし、どことなくRADWIMPSっぽい曲で心地よかった。ノンフィクションへの愛を語るMCなどは胸熱で中々良かった。笑


そしてミズニウキクサの出番につなぐ。笑

 

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ウキクサの次がノンフィクションということだからか、珍しくドラムの位置を後ろとした、ウキクサとしては珍しい配置で、ドセンで見ていたから重なって若干たっくんが見え難かった。それでも存在感は十分なんで、問題はないんだけれどね。笑

その代わり、にちなちゃんとよねぴさんが愛美ちゃんと横並びで良く見えた。


一曲目は「バタフライリセクト」。サビからゆったりと歌が始まる。この歌い出しのアレンジは良い。曲がはじまるとスタートから猛烈ダッシュ、全力で力漲る演奏、歌だから

 

OZ「いきなり耳がやられたみたい。」

 

ベビーメタルライブ参戦30回以上のベテランだからなんも心配はしていないのだけれど。笑 

 

この曲はダブルボーカルが見せ場の曲だから、にちなちゃんと愛美ちゃんの横並び配置が効く。ミズニウキクサはリズム隊メインのバンドなので、ギターが

地味に見えがちだけれど、実はギターの音色に頼よる曲が多い、だからよねぴさんのギターが重要で、今日もキラキラしていてよかった。

そして勢いといえば「躍動!」パワフルな愛美ちゃんのヴォーカルの伸びやかなハイトーンが素晴らしい。

今最新のリリース二曲を冒頭で消費するとは、今日はどんなセトリ?ミズニウキクサの名刺がわりのこの2曲はサブスクも解禁されているので、是非聞いてもらえるといいな。


そしてベルベットブルー!たっくんの高速ドラミングの熱気で失神しそうなほどパワフルな味付けのベルベットブルー。


OZ「バンド名からは想像もつかないほどにヘヴィーな演奏。」


最大級の賛辞。正にそんな曲が続く。笑


そして恒例のたっくんのMC。もともとがイイジさんのMCを真似ているたっくんだから爆走するよね。なるほどネタの傾向も近いみたいね。笑

この姉弟丸出し(姉弟喧嘩)の掛け合いもすごく良い。笑 パワーをもらえるよね。

 

 


ここからヌ・シャボンヌの頃の曲「真夏のスーサイド」。ミズニ ウキクサになってからの「夏の終わり」

夏と言ってまとめられているけれど、まるで傾向に違う2曲。現体制になってヌ・シャボンヌ回帰傾向になって、アレンジでだいぶ近づいたね。特に「夏の終わり」の陰鬱さが夏の日差しに照らされて和らいだ感じでなじんできた。

 


そしてミズニウキクサのダーネスゾーン!

 

そんなのがあるのか?!笑笑

 

「深紅」の叙情的な憂い。正に愛美ちゃんの独壇場。この曲はミズニウキクサ」ならでは!この深い悲しみがウキクサの奥底に常に流れている原動力。それがここに噴出したかのような一曲。


そして「ノルン戯曲」、今年一番の驚きはなんといったってこの曲がセトリに入ったこと。

 

ヌ・シャボンヌの幻の名盤「短編集」に収まっている「ノルン戯曲」。しかしもう圧倒的に演奏が進化していて今が最高なんだな。

 

このツインギターの音圧が最高すぎる。一度聞いたら忘れることのない強烈なリフ。サイケデリックなリバーブ。どこまでも激しく、重くのしかかるディストーション。ギターをメロコアのように歪ませて

アーチエネミーのようなノイズの中に咲く花のようなメロをぶち込むアレンジも良さそうなんて夢想する。

 

激しい、一曲。個人的には一番の大好物です。笑


そして「エンドロール」「街」。最近廃盤となった「散らばる着地点」に収まっている名曲。これが

僕の中のミズニウキクサのスタートラインであり、ベースを形作っている曲でもある。世界に二つとない個性。ファーストインパクトは正にこの2曲だった。「街」の歌詞は本当に凄いので見てみて。

 


最後に新曲「クロノスタシスオーケストラ」。この噛みそうな曲名。笑 これが意外にも愛美ちゃんから出てきた「明るい曲」なのかな?

 

まだ一回しか聞いていないのでなんともいえないけれど、これから成長を遂げるのは間違いないから今後が楽しみ。


ノンフィクションはイイジタカヒロである。ソウイチロウさんのギターも素晴らしいのだけれど、やはりノンフィクションはイイジさんのイメージが強い。そしてこのミズニウキクサの対バンとしてはもっとも良いバンドじゃないかと思う。

愛美ちゃんもベースサポートとして時折参加するので、関係は深く、影響力は大きい。たっくんのMCなんかはその最たる極みかな?笑

勿論、演奏も素晴らしいけれど、やはり何よりもライブで話される全てのMCが秀逸。

話している内容が場当たり的ではなく終わりまで考えられたMCで聞くたびに驚かされる。

今回も途中で挟んだ感動的なMCもあったし、そこで述べられている3バンドの存在意義は今日また更新されたと思う。

 

次にまたネタにしようね!たっくん!笑


最近中々対バンに当たることが少ないので貴重な対バンライブだったと思う。

ちょっとした噛み合わせの違いで変化する世の中だから、ライブを頑張ってもらいたいなぁ。


素晴らしいライブをありがとうございました。

 


by TM

 

 

 

セットリスト


01。バタフライリセクト

02。躍動

03。ベルベットブルー

04。真夏のスーサイド

05。夏の終わり

06。深紅

07。ノルン戯曲

08。エンドロール

09。街

10。クロノスタシスオーケストラ(新曲)