図1.ひーちゃん完全なるソロライブーMUSIC FARMの立て看板
図2.ひーちゃんのステージ
図3.MUSIC FARM
ひーちゃん(ザ・ヒーナキャット)
2020年7月19日
名古屋MUSICFARM
1.名古屋へ!
ワクワクしすぎて眠れなかった。3時、4時と毎時間目が覚めるので、もう5時に起きることにした。新幹線の東京行き、のぞみの始発は6:32だからまだまだ時間がある。この感覚、昨年の12月以来だなぁ。
ライブは3月まで参戦していたので実に4ヶ月ぶり。ここ数年、毎月ライブ参戦数が増えていった、多い時は週3ペースでライブハウスに行っていた。だからこの4ヶ月の参戦0はまさに地獄で、唯一の救いはひーちゃんの配信だった。
そんなひーちゃんのソロライブがなんとライブハウスで観客を入れて行われると言う。記念すべき初生ライブ。これが決まった時は、場所が名古屋だとか、日曜日だとかあまり関係なく、素直に行きたいと思えて申し込みフォームをサラサラって記入して送った。2月から5ヶ月に渡って、毎日配信してくれたひーちゃん。はじめは興味本位で見始めた配信も、ひーちゃんのひたむきさにいつしかのめり込むことになった。ライブをやるって言うなら行きたいよね。配信は素晴らしかったけれど、やはり生ライブとはまるで違う。生で観なくちゃなんにもならないんだよ。生のひーちゃんに勝るものなし。
ひーちゃんの唄は生が最高!生でやるなら観なくちゃ、ライブが何を置いても一番な僕が一番望むことだった。しかしMUSIC FARMからのメールは非常に淡白で、これで完了なの?このメールで大丈夫?遠征して入れなかったらシャレにならんばい。ちょっと不安に思えたけれどそれは申し込んだみんな同じ気持ちだった。最悪、オフ会はあるからそこで拾ってもらうか。小倉から名古屋の藤が丘までは約4時間の道のり。昼公演だから12:00には藤が丘につきたい。普通に動けば8:00くらいでも間に合うはずなのだが、毎日遅延、運休があるJRだからできるだけ早く出て確実にしたい。流石に遅れたり、行けなくなったら、悔やんでも悔やみきれない。そんなことで藤が丘に着いたのは10:30、早!。見事誰もいませんでした。(笑)
2.晴れ女と環境問題とコロナ禍
MUSIC FARMは藤が丘から10分ほど歩いた住宅街にある。前日、静岡が大雨で大変と言うことで、雨具の装備をしっかりしてきたのだが、なんのことはない快晴である。さすがは筋金入りの晴れ女ひーちゃんなんだもん。そう公言するだけのことはあるんだもん。おかげで呆れるばかりの真夏日で、たかだか10分歩いただけで汗だくである。「暑い!暑い!暑すぎる!!」幸いにもまだ誰もいない。物販が先にあるわけでも、入場も早くから並んでおく必要はないので13:00開場だから12:00くらいに戻れば良いということで、ひとまずは駅前のカフェで涼むことにした。
駅前にあるスターバックス藤が丘EFFE(エフ)店も店内はソーシャルディスタンスをとっていて半分のシートが間引かれている。席に×印が付き座らないようにとの指示が書き込まれている。確かに僕が前回スターバックスに来たのはいつだってろうか?ストローは少なくとも緑色で紙管ではなかった。半年くらい前かもしれないな。この変化に著しい時代の変化を感じる。環境への配慮が言われはじめた昨年からの流れでレジ袋が有料化したが、ストローもその流れなのか?そして今年初めに世界中を襲っていまだに真っ只中の新型コロナウィルスもおさまる気配がない。ワクチンが開発される来年秋頃までは、この汚染された世界との共存を強いられるのかな。環境問題、コロナ禍という二つの社会現象に押されて店はこうも変わるんだなぁ。営業できなくなった店も多数ある中では、まだマシな方なのかもしれない。
さて、そんな社会問題に後ろ向きではいられない今のライブ参戦。充分涼んだしMUSIC FARMに戻ろう。ライブハウスの今置かれている現状を積極的に見てみようじゃないか。めちゃめちゃ叩かれているライブハウスの現状を今日初めて目の当たりにする。
12時くらいに戻ると二階のオフィスで女の人が首を突っ込んで中の人と話し込んでいる。僕は1階の外で日陰を探して、壁に寄り掛かっていると、ダダだっとその人が駆け下りてくると「オシっ、オシっ、げっ、早!・・まだすっぴんなのよね。きゃー大変、待っててねー!」とマシンガンの様に話して駆け去っていった。ひーちゃんだ。12月以来、ひーちゃんちっちゃ。そしてめっちゃ元気!それを観た瞬間に、全てが満たされた感じがした。来た甲斐あったね!そんな至福の最中にキャットクルーが続々と集まってくる。もう楽しくて仕方がない。
3.猫狂(キャットクルー)との交流と入場
来る人来る人の名前を教えてもらっていろいろ話をした。知っている人も知らない人も全員古参。100%キャットクルー。いろいろ教えてもらうんだもん。
「先日の大阪のライブでは新規さんが何人かいて良かったですねー!」と誰かが言っていたので、今回も新規さん来るのかしらと聞いてみると、「今日のはひーちゃんのソロライブ。ザ・ヒーナキャットのライブではなく、マニアックなひーちゃんのソロライブだし、入場制限もあるから新規の入る隙はないと思うよ。」とのこと。なるほどー、ということは、今日は僕が一番の新規さんが確定ではないか。
名前を聞くとみんなTwitterで書き込みしているフォロワーさんや、ラジオの常連さん達だった。超がつく常連たち。筋金入りのキャットクルー。臆せず胸を借りる感じでお話を聞いて見ようと思っていろいろな話をしたなー。どんなオフ会でも同じだけれど、名前と顔が一致する楽しさは半端ないから。やっぱりオフ会は面白いよ。配信とラジオがあったおかげで個々のキャットクルーにイメージがそれぞれあるので、一致するといろいろ話が展開する。ああ、なるほどそういうことだったんだ〜。なるほどね!めっちゃおもしろいキャットクルー❤。
今回のチケットは番号がなく、並んでいるつもりはなかったのだけれど、なんとなく列になっていて、いつの間にか僕が先頭になっていた。スタッフが来ると注意事項を読み上げて、メールの申し込み画面の確認を行う。検温をして「36.4°です。」と言われ、手指消毒をしてから支払いをして、ドリンクチケットを貰って、入場となる。
真昼間の13:00に会場一番乗りである。いよいよ、念願のひーちゃんの生ライブがはじまる。ワクワク。(笑)
図4.会場ステージ側を見る
図5.会場PA台側を見る
会場には足跡の立ち位置表示が付いていて、僕らはその何処かに立つことになる。僕ははじめ上手の後ろの方を確保したのだが、キャットクルーから一列目を勧められる。多分、観客の中で一番の新規さんで九州から来ているということで、いろいろ気を使ってもらった模様。図体がでかいのでドセンは避けて、上手側の一列目を確保した。
位置が決まっているライブハウスと言うのも異様ではあるが、椅子が設営されていたわけではないし、ビニールの垂れ幕もなかった。ソーシャルディスタンスが言われてライブハウスが稼働し始めてから一ヶ月が経ち、そのあり方も大分こなれてきたのかもしれない。MUSIC FARMは想像したより小さいと感じた。1階だし、扉を開けるとすぐ外だし、天井が低いので、室容積も小さく、空気の入れ替えは早いはず。換気がしやすそうな箱だ。いよいよひーちゃんのソロライブがはじまる。白い緞帳を見つめ、漏れ聞こえるひーちゃんの音に耳を澄ませる。一体どんなライブになるのだろうか。
4.開演
ひーちゃんのソロライブと言う事だが、公式に発表されている楽曲はどんぐりの3曲しかない。新曲を今回のために7曲作ったと言うから、えらい熱の入れ様だ!とは言え1曲が3分なので、10曲だから、30分のスケールだ。今回はMCもやるよ!と言っていたから、残り1時間くらい話まくるのかな?まさかね。
一体何がどうなってしまうのかなんて皆目見当が付かない。なんせザ・ヒーナキャットではなくひーちゃんソロの生ライブだから、全くの初めての試みだから、全くどうなるのかなんてわからない。今回は流石にソロライブがはじまったばかりだし、セトリは公開しない様なので、ここでも曲個別の内容は伏せることにする。ライブ中に感じたことを綴ることとするよん。
ライブでは公式に発表されているどんぐりの三曲など知っている曲は数曲で後は新曲か昔の曲かカバー曲だった。特にヒーナキャットの昔の曲が想定外に沢山あったので(僕はもうなんだかさっぱりわからなかったんだけれど・・。)古参の人たちが皆、口々に感無量だと話すから、めっちゃ貴重な音だった様だ。そうなんだーなーって想像するしかないです。いやー、ザ・ヒーナキャットの曲でまだこんなにも訳わからない曲と言うものが多く存在するものかと驚いたし、まだまだ奥が深いことがわかった。
また完全なる演歌を和服でかくも完璧に歌い上げられると、コレは絶句で、ただ圧倒されてただ見ているしかなかった。ライブハウスで演歌を聞いた経験もなければ、演歌を良いと思ったこともなかったけれど、ひーちゃんの演歌はいける。(笑)こぶしがくどくなくて耳馴染みが良くて素敵。そして途中からヴォーカルが消えるほどの爆音になるところも、ロックとしてこだわっているんだとひーちゃんのアーティスト魂を見た気がした。
図6.ステージのひーちゃん、華麗!
いやーん、これ、マーティー・フリードマンとやったらさぞやカッコ良いだろうな〜。絶対ひーちゃんの声は負けないだろうし、演歌とロックと言えば第一人者はマーティーだから、妄想たくましく、横でマーティが弾いている絵を想像して一人、別次元で悦に入っていた。(笑)今回、新しいソロ用の黒いギターが登場したけれど、ライブではあまり演奏はしなかったね。
ひーちゃん曰く
「どんぐりはギター弾くの難しいからやめた。」相変わらず至ってシンプルな理由で流石である。
そのおかげでひーちゃんはヴォーカルに集中して気持ち良さそうに歌い上げていたから何時もより明らかにうまいよ!カッコ良かったよって思ったりもした。
5月から独立して会社の社長となったひーちゃん。おかげで会場のブッキングから会計、折衝、グッズ開発、作詞作曲、から何から全部やっているし、今回はとうとう桜と猫の着物と黒いドレスの折衷デザインを自ら発想して作り上げたとか。才能はどんどん覚醒してる。このドレス美しく且つ、とても機能的で、とてもよかった。
もうねー、ここで語り尽くすなんてできない。これからじわじわと旨味が出てくる、そんなライブだった。
図7.チェキ
とっても楽しいライブをありがとう!