京都何本勝負?!笑 / ザ・ヒーナキャットひーちゃんソロライブ 京都編

 

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京都MOJO「ひーちゃんと一緒っ」看板

ひーちゃんと一緒っ」/ひーちゃん(ザ・ヒーナキャット)

 2020年8月10日

 京都MOJO

 

  京都何本勝負?笑、わかりませんね。楽しすぎた。山場がありすぎて表現し尽くせない。まあ、全部書く必要はない。大きなトピックだけでも伝わればきっと楽しめるはず。過酷な旅だったはずなのにもう楽しくて笑いが止まらない。コロナ禍の中で、あらゆるところに障壁・トラップが落ちているけれど、当たり前のことを当たり前にして過ごせば、ちゃんと旅行もできるし、ライブも参加できる。普通通りには到底ならないけれど、「闇雲な自粛」よりは「未来のある行動」を選択したい。いろいろ問題はあるけれども、そこでライブができること、会って直接話せることの喜び。何にも変えがたいものだと思う。そんな旅の記録です。

 

1.前日から乗り込む

  天気である!完全に夏が到来して猛暑の最中、よりによって盆地で暑さに拍車のかかる京都にやってきてしまった。ライブは10日に行われるのだが、9日はオフ会という事でこの暑い京都に2日間滞在する。頭がおかしい。😅

  それはさておき、前日9日早朝から小倉を出発して、午前中に京都入りした。お盆休み中なのにコロナ禍の影響で新幹線はガラガラ、それどころか京都の著名観光地自体、ガラガラなんだから可哀想になる。

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スターバックスコーヒー二寧坂店

  着いてすぐ向ったのが東山の二寧坂。古い長屋に入ったスターバックスコーヒーが有名なので入れないかもしれないと思って行ったのだが、なんの問題も無く入れた。外にはほとんど人がいない。

日曜日の朝10時だし、早かったのかもしれないが、今、行きたい京都の観光スポットベスト3が集中する東山なのに、観光客があまりに少ない。GO TOはどうしただろう?

 

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二寧坂から八坂の塔を望む

 

  金剛寺のくくり猿や、二寧坂、産寧坂のこれぞ京都と言うべき風景を堪能して、カフェの長屋に入ると、なるほど中はスタバらしい。カウンターで注文支払いを済ませると、ドリンクの受け取るカウンターがないことに気づく。

 

「この通路をまっすぐいってください。」

 

しかしいけどもいけどもドリンクを受け取れるようなカウンターはない。あまりにも遠いから、途中で引き返して再確認に戻ったほど。長屋の長さを馬鹿にしていた、洗礼を浴びたな、こりゃ。

 

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スターバックスの作り庭

ようやく着いた受け取りカウンターでは葦簀が下がり、まるで雪見窓のようになった作り庭を眺めながらコーヒーの受け取りを待つ。うーん、カフェじゃないな、こりゃ。汗

客席は二階で、外よりはひとが多いが、席には余裕があった。ソーシャルディスタンスで席に相変わらずの張り紙がしてあり、半数しか利用できないのだが、その半数をうめるほどの客がいない。

座敷もあったが1人で占拠するのは気が引けたのでテーブルに座る。

そこにいる客は観光客と言うよりは地元の大学生でカフェで勉強したり、講義の内容を話したりしていた。

  ここに来るまでずっと歩き通しだったので大分へたばっていた。しばらくSNSのタイムラインを眺めながら休憩した。一応、行きたかった帆布店で買い物もできたし、来たかった二寧坂にも来れた。午前中の用事は済ませたので、後は午後のオフ会の場所に向かうだけだ。

  八坂神社入口のバス停から京都駅方面に行きそうなバスを選んで乗る。一応、嵐山に向かうつもりではある。観光マップがあったとしたら斜め対角への移動であり、いづれにしても時間はかかるだろう。バスの中は冷房が効いていて、天国のような居心地の良さで、何時迄も乗っていたかった。笑 ふと見ると京都タワーが遠くに見える。とりあえず京都駅に向かっていたのだけれど、通り過ぎてしまった。一体どこまで行くのだろうか?

 

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嵐山キモノ・フォレスト

  結局バスは二条城から北進し始めたため、バスを下車し、二条駅から地下鉄、路面電車に乗り継ぎ、終点嵐山駅に着く。嵐山駅は改札すらないが、日を避けて休める場所が広く取られていて大変心地よい駅であった。そしてここは今まで行った観光地の中でも一番観光客が居た場所である。駅周辺にはキモノ・フォレストと言って、数多の透明の筒の中に収められた着物がオブジェとなって飾られていて、インスタ映えのスポットだった。夜間はその筒が発光して更に綺麗だ。観光客の大半がカップルなので、そこは早々に退散し、とにかく涼める場所を探す。タリーズが駅横にあるので速攻入り寛ぐ。すると偶然にもヒーナキャットのTシャツを着たうめたろうさんにあった。ドリンクを片付けていたので一言二言交わして別れた。目的地は同じ場所だから。しばらく涼んでから今日の目的地車折神社(くるまざきじんじゃ)に向かう!

 

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車折神社、実は中はほとんど芸能神社

 

  車折神社は嵐山から路面電車で3つ目の駅にある。此処にきたのは併設される芸能神社にヒーナキャットひーちゃんが玉垣奉納(たまがきほうのう)をするからと言うことらしい。(これは行ってわかったことだが・・)待ち合わせの15:00になり、キャットクルーの面々が正面駐車場に着く。ひーまま、ひーちゃんも続けて到着する。

これまでいろんな寺社仏閣を見てきたけれど、これほど俗でストレートな神社は初めてだ。朱の玉垣には無数の芸能人の名前が刻まれている。その名前を追って若い子たちが群がる。

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芸能神社玉垣奉納

 

ひーちゃん「行きたいとずっと思っていたけれど全然来れなくて、ようやく来ることが出来た。」

 

ここに来ることがまずは一つの目標でもあったのか?「ザ・ヒーナキャット ひーちゃん」玉垣に刻まれる。確かに「頑張らないといけない」と言う気にはなるのかなぁ。

 

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ひーちゃんとひーママとキャットクルー(by ひーちゃん)

 

ひーままとひーちゃん、mamiちゃんの後をキャットクルーがついて回る光景は不思議だった。😅

奉納後はおみくじをみんなで引いたが僕は「4番の凶」。「よん番」だし、「キャットクルー=猫狂の狂」だし、特に悪い気は感じていなかったが、ひーちゃんとmamiちゃんも同じ「凶」だったと言うことなので無関心とばかり言ってはいられない。

 

「これから上がるしかないってことだよね!謙虚に努力をすれば上向きになると言うこと!」と言うことでおみくじを括ることで邪気払いとした。←勝手に 笑

 

この後ガストオフ会で、日頃ひーちゃんラジオで馴染みのライダーヨッチさんとかぼーずーさんとかとも話せた。

マリリンことモラさんが事あるごとにおすぎさんのことを話し、棚ぼた話も聞けたので面白かったぁ。ひーちゃんはまめにしおりを用意してくれるし、常に神対応

ぼーずーさんはひーままとサシで話して、一人フルーツサンデー食べているし笑、モラさんはテーブルをしきって全員、桃パフェを食べることにしちゃうし笑、気兼ねのないアットホームなオフ会でとても楽しかった。夜はまたオンラインオフ会もやって久しぶりに一日中遊びまくった。楽しかったなあ。

 

2.ライブ前

ライブが正午なので、ブランチを小川珈琲でとり、このプレートが、ばりうまだったから、気分もアゲアゲで午前中も観光に当てた。

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西本願寺

西本願寺まで歩き、参観。飛雲閣は非公開で見られなかったけれど、その他は粗方見て、向かいの龍谷ミュージアムを見学したりして午前中を過ごした。 

 

会場の京都MOJOには開場の一時間前に着き、日射がキツイのでそばのカフェに入る。するとモラさん達が既に涼んでおり、途中から仲間に入れてもらった。

開場十分前くらいに店を出て入場列に並ぶ。

 

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入場列。

 

外はもうとにかく暑い!前回の名古屋でも暑かったけれど、京都!その比じゃあない。

 

「37度。」

 

そりゃー暑いはずや!ひーちゃんの晴れ女、ここまでくるとマジ強烈だわ!とかクルーの間で実しやかな冗談で沸く。笑

 

入場がはじまると列が進むが、真っ青な顔で出て行く人もいる。早くから並んでいた組は結構、検温に引っかかっているようだった。

 

気温が37度もあるので直射日光に当たって30分もいれば大抵、表面温度は高くなる。水分補給をして汗をかけばよいが、脱水気味だと、簡単に37.5度を超えてしまう。

結局、粘って涼んでから検温再チャレンジした人たちは、無事通過する。

検温の最初と最後で1度以上違うっていうんだから、夏の検温は問題が大きい。

再確認すれば入れたのに、その時点で早々に断念しちゃったクルーもいて、明暗が分かれちゃったのは残念。

入場列における検温対策として「水分補給」と「冷却」については良く考えるべき一大問題だと思う。

 

そんな灼熱の波乱の中、京都公演が始まる。

 

 

3。ライブ

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KYOTO MOJO

 

  無事入場が終わり、着席する。ライブハウスで着座(ちゃくざ)してライブを観るのは人生でも初めての経験だ。座席はあっても観る時はたいていスタンディングだから、ライブハウスでの完全着座観戦は経験がない。24脚くらい並べられた椅子に座って皆、静かにライブを鑑賞する。サイレントオイオイで盛り上がるギターのアドリブにも無言で手を挙げて答えていたけれど、  

 

ひーちゃん「ライトが眩しくて(観客の様子が)全く見えない。無観客ライブだと思ってやる!」ってことで現場にいるものとしては結構辛いC&R。苦笑

 

  「声出せない」、「手をあげても見えない」だとひーちゃんが言うように「無観客」も同然。小さい箱でこれだけみっちりソーシャルディスタンスを確保されて、スポットを浴びたらまるで観客なんて見えなくなる、当然だ。今回はツイキャス配信もやっていたけれど、コメントも映し出されていなかったので、双方向のコミニケーションは配信、現場共に不可能だった。これは仕方がないことなのだけれど、なんとかなることがあるのかな?ライブハウスごとに対応も違うし、なかなか難しい問題だ。ある程度は譲歩していくしかないんだろうね。

 

  1曲目が絶叫するヒーナキャットの「春夏秋遠」だった。あのギターアドリブからの「春夏秋遠」への流れは本当にやばかったから、声を押し殺すのに相当苦労した。

「春夏秋遠」もひーちゃんの迫力のある声で歌われると曲が生き生きとしているようで素晴らしいね。2曲目のJUST TAP OUTは名古屋に続いて2回目だったけれど、名古屋以降随分CDを聴き込んできたから良かった。3曲目の「どんぐり」はひーちゃんの代表曲だけれど、流行りの「どん↑ぐり↑」とカップリングで再発をお願いしたい!。(身内ネタ)笑 4曲目のひーちゃん新曲「狂女」は名古屋以来2度目だけれどタイトルがあやふやだったから「ああ どうしてよ 狂うくらいに あなたを愛していたのに」というフレーズを仮タイトルとして記憶していた。とても耳馴染みの良い曲とフレーズで記憶に残る唄で好きな曲だ。MCを経て演奏された「哀愁」は「どんぐり」のカップリングで入っているインストだけれど、聴いていて最高に気持ち良い!ひーちゃんが新しいギターで気持ちよく掻き鳴らしている様は観ていて安心できる。やっぱりギターを弾くひーちゃんが好きなんだなあ。

  新曲「ラブレター」は「どうして どうして こんなに好きなのに 相手に 相手に してくれないの」というフレーズが耳に残る曲。とても胸が締め付けられるせつない曲。ギターの音があたかもバグパイプのように聞こえるところがあって、キーボードもアコーディオンなのかな?すごくケルトっぽい音で良かった。そしてこの後の「記憶」がすごく胸に染みて良かった。この曲の後、ライブの趣(おもむき)が大きく変わったから、今回一番染みた曲はどんぐりでカップリングの「記憶」だった。泣いた。

どんぐりの3曲(どんぐり、記憶。哀愁)はとても良い仕上がりだったなあ。

 

  この後「ザ・ヒーナキャットの魅力を伝える!」ということで5曲連続で振付をメインとした歌を披露してくれる、大きく振付を見せてくれるひーちゃん。振り付けはなかなか覚えられないので非常にありがたいが、とにかくひーちゃんが大変そうだった。踊りながら歌ってギターも弾く。おまけに前の観客と配信のカメラの向こうの観客への気配りもあるから、とんでもなく大変で、ステージ上は目が回るような忙しさだった?

 

この大変なステージを可能にしたのは、ギターをキーボードスタンドに置くというアイデア。ホームセンターで買ってきたドアストッパーをキーボードスタンドに設置すると言うアイデアを思いついちゃったから。これのお陰でギターを持たなくてもギターが弾ける!おお!と驚くべきシーンも声を押し殺す。

危ない危ない。笑

このギタースタンドがあれば、「踊って」「歌って」「ギターを弾いて」という芸当をひーちゃんがたった一人で行うことができるのだ。これって普通、アシスタントがついて成立するようなことで1人でやるって、物凄いチャレンジだと思う。実際はヒーヒー言いながら、やってたし、バタバタだったけれど、こなれてきたらすごいだろうな。本当にお疲れ様でした。ひーちゃんと遊ぶという意味ではこれって最高の企画だったと思う。ザ・ヒーナキャットでは絶対叶わない出来事が目の前で思いっきり展開される。「るるる」の時に「ピョンピョン」言うひーちゃんや「イーグルマスク」の時の必殺「イーグルブレーカー」も見れたのはラッキーだったね。笑

 

  後半戦に入りかっこいい新曲「ララバイ」が演奏される。ヒーナキャットの曲は擬音が効果的に取り入れられるが、この曲にも全編に渡り擬音が挿入されている。ひーちゃんらしい曲でとてもかっこいい。この後の聖飢魔Ⅱのカバー曲の「アダムのリンゴ」に呼応する「リンゴ」と言う単語も入っていて、ショーとしての流れが見えたね。

そしてカバー曲「アダムのリンゴ」、めっちゃかっこいい!今回セレクトした衣装ともバッチリでカッコ良すぎた。この最高にメタルなギターがとっても良いんだね。ぜひまた聞きたい曲でもある。

 

  そして「ペガサスの幻想」この曲を聴いたのは初めてだったけれど、かっこいいね。聖闘士星矢のメインテーマでMAKE-UPのカバー!ANIMETALでも坂本英三が歌っているのでそちらのイメージが強いみたい。アニメ系の曲は個人的には疎いけれど、良い曲が多いね!と言うことをひーちゃんに教わっている。ありがたい。

  そしてGO!GO! 7188の「心の旅」。昔、カバーバンドをやっていたと言うくらいのひーちゃんだから、とっても自然で、やり慣れているからか?声質に合っているのか?とっても聴きやすい。またギターの音が凄まじい!原曲がそうなのかな?わからないけれど、黒ギターの音がかなり変わっていて、これは病みつきになるね。笑

「インスト曲(タイトルなし)」は「哀愁」に続きギターだけに集中できる曲で安定感が一番あった。そして今回のセトリでは唯一演歌調の曲でもあった。この感じがザ・ひーちゃんって感じで良い。

パリピ」新曲の中ではとてもキャッチーな曲でダンサブルなドラムマシーンのビートの刻みがひーちゃんの声と意外にもすごく合う。「毎夜 毎夜 かけ出して 虹をかけに行こう」すごく良いよね。

  そしてひーちゃんの曲「ひーちゃんの言うことは絶対!」ひーちゃんと言えばやっぱりこの曲だよね!この曲を聴くためにここまで来たんだもん。この曲を聴いていると

 

ひーちゃん「付いてきな!」

TM「はい」

 

的な男気を感じてしまう。笑

 

そして最後が名古屋に続いてこの曲がトリ。

「粒」。

絶叫するヒーナキャットで始まり、終わる。

ひーちゃんの作った曲はひーちゃんが自信を持って何時迄も歌い継いでいく。その言葉に泣いた。いつかこの曲をみんなで合唱したいと切に思う。

 

終演SEのばらーども良かった。今回は「良く話すひーちゃん」が観られてソロとしての一歩も二歩も前進したライブだったように感じた。次が楽しみだ。

 

 

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物販など

ライブ後のチェキ会も楽しかった。めっちゃ笑った!

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チェキ会にて