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MCの魅力、SiMの魅力!

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SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.1

ベビーメタルを語る上で重要な文献として「KOBAMETAL SELECTION BABYMETALを紐解く29枚のラウド/メタル・アルバム(+1枚)」と言うヘドバン1号の中に載っているメタルアルバムの紹介記事を以前、BMの楽園内、メタル学院9学期549-551(2016/2/13)にPVリンク集として投稿しましたが記憶に残っていますか?
興味深いのが、そのリストは単なるメタルセレクションではなく、大きな意味におけるラウドロック的なセレクションになっていて、特にリストの後半は僕的に全く未知のバンドが並んでいました。その記憶が鮮明に残っていて頭の片隅に保留にしていたのですが、その中でもかなり気になっていたバンド、SiMのライブをたまたま先日観る機会が出来たので、勇んで観てきました。このライブはインディーズバンドのWANIMAとの対バン形式でのライブでもあり、2バンド3時間近い公演でした。WANIMAはHi-Standard横山健が主宰するPIZZA OF DEATHレーベルの看板バンドです。以下にそのライブレポートを載せます。このバンドのサウンドの中にもベビーメタルがいるわけで深いな〜と思いました。
長いですがお付き合いください。

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SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.2

WANIMA

メンバー:
KENTA(Vo,B)
KO-SHIN (G)
FUJI (Ds)

正直全然知らなかったバンドで、何の事前情報もなかった。前座の1バンドだろうくらいな認識で当然1番後ろに陣取りをしていました。今日此処にいる理由はSiMを聴く為ですから、まずはお手並み拝見です。
客電が落ちてWANIMAのバンドメンバーが登場する。光真(G)と藤(Ds)が暗がりの中位置につき、スポットを浴びながら健太(Vo.B)が登場する。まず感じたのが3人とも笑顔が眩しいこと。そしてボーカルがおっちゃんなこと。(笑)でもまだ二十代のデビューしたばかりのバンドだ。(うそ〜、信じられない。)くまモンのぬいぐるみがスピーカーにのっていることから分かるようにWANIMAは熊本出身のバンドだ。だから熊本地震には敏感だし、このライブが払い戻し可能公演になったのも関係がありそうだ。熊本地震の為に来れなかったファンの為の措置が早くから講じられているのには感心した。しかし、吉本ちゃうか?って思うくらいの笑えるMCが最大の売りだろう。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.3

健太「このコンサートとは・・ちょっと待って、あった、あった、えーと、SiMのザ・ビューティフル、・・ピープル・・、ツアー2016ですね。(読みにくそうに)SiMファンのみんな〜!ありがとうね!SiMも呼んでくれてありがとう〜!じゃあ一曲目はサンクスで行くから聞いてください!」

めちゃ親しみやすいノリのバンドで、健太のボブ・マーリーみたいな佇まいも悪くないなと感じた。

1.THANX
https://m.youtube.com/watch?v=lBFI99Y14mc

見た目と違い中々良い声のヴォーカルで曲もかなりキャッチーでPVよりもベース、ギターがギンギンにかき鳴らされていてカッコよかった。ライブだもんね、こうじゃなきゃね。

2.雨上がり
https://m.youtube.com/watch?v=tuWhxhrWk70
アジアン・カンフー・ジェネレーションに近い作風にPVは感じるが、ライブではもっとヴォーカルがパワフルで個性的に感じた。

3.バンザイ〜好きでよかった〜
ウルフルズのカバー曲。そう言えば似た感じのバンドではあるな〜。横山健にしろ、SiMにしろ、レゲエテイストが感じられるのは何なんだろう。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.4

健太は帽子フェチの様でめまぐるしく帽子を替える。SiMから帽子を貰ったようで、そこでもふざけながらも、熊本のこと、九州のこと、勿論SiMのことをリスペクトしていることを熱く語る。ドラムの藤くんが長渕剛(兄貴)の真似で、乾杯を歌うサービスがあり、後で思わぬ連鎖がありました。とにかくメチャメチャ明るいバンドじゃん。

4.リベンジ
https://m.youtube.com/watch?v=xRaHgQ3yjAo
メロコアで、レゲエチックと言えばRANCIDだけど、まさにこの曲はそんなかんじ。SiMはそう考えるとペニーワイズ的とも言えなくはないかな?所謂エピタフ系のサウンドですね。

5.いいから
https://m.youtube.com/watch?v=iyt3NL1V70A
まあ、とにかく差し込まれるMCが楽しくて沖縄っぽい南国風な雰囲気も感じられて、すがすがしい。このハイトーンヴォーカルもしびれたね。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.5


6.TRACE
https://m.youtube.com/watch?v=Em-d1f55NPg
ここでセンターに通路を作るかのごとくにオーディエンスのど真ん中に二分にするスペースをつくるように健太から直接指示が出る。この全体的な移動を利用して最後尾から前に出てWall of Deathに参加する。

7.BIG UP
https://m.youtube.com/watch?v=sr0CLdJnjnI
どの曲も非常にキャッチャーなんだけれどこの曲はとにかくWANIMAの良さが1番出たメロコアな曲になっている。

8.Hey Lady
https://m.youtube.com/watch?v=SIw09h4srwg
9.Hey yo
しっとりとしたバラード。リップスライムに雰囲気が似ている。
10.1106
PVで聴くと4や7の様にモロBad Religionメロコアだったり1や6の様にアジカン的なパワーポップだったりとテイストが異なるのだけれど、ライブはやたら明るいメロコアになっていて違和感なく楽しめた。SiMの為に体を温めるのには十分すぎる良質なバンドだった。ありがとうWANIMA。

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SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.6

ステージ替えの時間で一気に2柵目に移動する。僕はZepp福岡では常にここにいた、ある意味思い出の2柵目なのだ。くぅ〜、かっこいい〜。たはは。
SiM
メンバー:
MAH(Vo)
SHOW-HATE (G)
SIN (B)
GODRi(Ds)

客電が落ち、歓声に包まれる中でメンバーが登場。SCiENCE iz MiNEと書かれた背景の前にメンバーが現れる。SiMの登場だ。やはり存在感が圧倒的だ。

1.NO FUTURE
https://youtu.be/oAf4IW5eSWM
新作「THE BEAUTiFUL PEOPLE」から1番激しいナンバーでスタートを切る。会場では頭から激しいモッシュが始まる。若者やるな〜。下は高校生学ランできている奴らもいる。見た目が子供で正直親目線だ〜(苦笑)。ここはサークルモッシュではなく正にワサワサする押し合いへし合いのモッシュだ。やはり応援の仕方はそれぞれだな〜。ベビーメタルとはまるでちがう。

 

2.THE KiNG
ライブはメロディ部分がほぼ消えるのでこの曲もまたがっつりモッシュモッシュ

3.MAKE ME DEAD!
https://m.youtube.com/watch?v=DHQSXYNdcF8
新作しょっぱなに収録のノリノリの楽曲MMD!ここでキツくて一旦端に抜ける。
4.Abel and Cain
ジェフリー・アーチャーの小説にインスパイアされたのかは知らない。ただコイツら激しいな〜と息を整えた。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.7

5.CROWS
https://m.youtube.com/watch?v=cWPoczvmFQo
「お前ら、歌えるか〜?」
新作からシングルカットされた曲とあって会場の暴れ方最高潮!モッシュ最高潮!再度モッシュジョイント。死んだ〜。

6.GUNSHOTS
https://m.youtube.com/watch?v=544wv3U1RII
流石に退出者多数。僕も端に寄り呼吸を整える。
7.Amy
https://m.youtube.com/watch?v=k5eNRgAhHqk
ミニアルバムにしか収録の無い初期の楽曲。

と、ここでMCが入る。
MAH「今日ここに集まってくれたみんなが一体どんな想いがあってきたのかは知らない。でもそんな事は気にしちゃいないんだよ。爆音が好き、ヴィジュアルが好き、誰かについて来ただけ、理由はもうどうでもいいけど、今ここにいて、僕らの音楽に合わせて身体を揺らして、そのみんなそれぞれの想いを僕らに少しでも見せてくれたらSiMは全て受け入れます。大きな意味でずっとSiMのファンでいてください。お願いします。」
ん〜、なかなか面白いMCをする。熱い!

8.I Hate U
セカンド「SEEDS OF HOPE」からの激しいナンバー。ベビーメタルのオマージュ元として聴きたかったから満足。
9.I DUB U
新作の中ではわりにしっとりとしたレゲエナンバー。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.8

10.If I Die
11.Paradox
復活した観客を前に異常事態が起こる。MAHのイヤモニが故障。

MAH「ごめん、チョットこれ壊れちゃったから家に帰るわ〜。」

会場から失望の声が上がる。

MAH「ごめん、と言うかマジで壊れたので、ここはSHOW-HATEにステージは任せるから何か話しておいて。」とマイクを渡して舞台袖に引っ込む。イキナリの事態にSHOW-HATEは顔面蒼白。頭の中が真っ白。本当にアクシデントの様で「何話そうか〜?」と言うばかり。そこで、どうにもならない空気を読んだ会場からGODRiコールが起こる。
GODRi「良いけどさ、なにする。長渕するか。」

となって会場からリクエストのあった「とんぼ」が始まった。 Show-Hateはホッとして、ゴリさんはサングラスをかけてトンボを演奏する、男だ、かっけー。

12.とんぼ(長渕剛COVER)

MAHがそんな中戻ってきて、水を飲んだりしてその様を見学する。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.9

MAH「皆んな、これ以降は払い戻しできないからね。(笑)って言うか、何、お前達後輩のネタパクってんだよ。先輩バンドとして立場ねぇじゃん。で、SHOW-HATEは何話したんだよ〜?」
会場「内容はなかった!(きっぱり)」
MAH「おめー、味方のファンから内容がなかったとか言われてんじゃないよ〜。ったく。(苦笑)」
なかなか仲が良いバンドでもある、もう少しMCできてもいいけどね。

13.Dance In The Dark
MAH「熊本で地震があって、今回予定していた福岡、長崎、宮崎の3公演は払い戻し可能ライブとして今日、ここなきたんだけど、宮崎公演は延期に決まった。この延期は直ぐにとはいかない。非常に残念だけれど、僕らは今ある公演に全力で成功させるようにすべきだと感じている。この福岡と長崎をまずは成功させる。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.10

で、実はここZepp福岡もなくなるってことで、じゃあ、次に来るのは何処かってなるんだけれど、ドラムロゴスかな?」
会場「ドーム!」
MAH「それは無理。無理だって〜。」
TM「マリンメッセ福岡!」
MAH「マリンメッセか〜、あん時はONE OK ROCKがいて、悔しかったな〜。Zeppって、復活しないの?」
会場「するよ!(複数人から)」
MAH「それだけ自信たっぷりにこれだけの人が言うんなら、やるか九州ツアー。」
会場「おー!」
MAH「何処に行くか?」
会場「山口」
MAH「おい、おい、山口は九州でいいのか?山口はフェスにでるからいいだろう、ヤバっ。(苦笑)」*未発表WILD BUNCH FESTIVALへの出演。
会場「鹿児島。」
MAH「鹿児島ね。」
会場「沖縄。」
MAH「なるほど、じゃあ、佐賀はどうするか?佐賀から来た人どれくらいいる?」
会場「佐賀に来て!(10人くらい)」
MAH「結構いるな、でも、前回行った時は全然だったけど・・。じゃあ、来年、九州ツアーをやろう!俺はやると言ったらかならずやるから。あと今年、横浜アリーナでライブを決めているから、是非九州からも来て欲しい。地元は地元でまた全然違うから。俺たちのやっているDEAD POP FESTIVALもあるから、是非来て欲しい、お願いします。」

なかなかMCが面白い。MCの妙技でかなり魅了されている。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.11

14.Blah Blah Blah
https://m.youtube.com/watch?v=0rvqWa8Mnsg
心なしかみんな動きが止まっている。流石に厳しいよな〜。

15.f.a.i.t.h
https://m.youtube.com/watch?v=yC4Cs3O6GA8
この辺りはモッシュも無くなりMAHにディスられることに・・。
ここでオーデエンスの動きが悪くなっていることを感じたMAHがMCを入れる。
MAH「分かる!柵があるから難しいことは分かる。しかし、福岡〜、今まで行った中でモッシュが1番小さいな〜。こんだけ?。(指で大きさを示す。)」

そう言ってから後ろを向いて会場に向かって言う。

MAH「振り返ったら、さぞや凄いことになっているんだろうな〜。相当すごいことになっているんだろうな〜。」とゆっくりと話して笑う。

流石に皆、若いだけあって反応が早い、さっきWANIMAの時にやったようにサッと会場中央に3〜4m程の幅の道をステージからミキシングボックスの前まで作る。Zepp福岡にしてはデカイ!それを見てMAHも「おー!凄い、凄い、分かった、分かった今の所最大だ〜!認める。(笑)」って笑う。そしてWall of Deathがはじまる。

 

SiM/WANIMA対バンライブ
THE BEAUTiFUL PEOPLE TOUR2016
at Zepp福岡 / 2016年4月28日

vol.12

アンコール

ファンが若いのが影響しているのか?アンコールが揃わない、いまにも消えそうなアンコールでなんとか途切れさせないようにするのが精一杯だった。まあ、何とか繋ぐことができた。

MAH「さっきWANIMAの健太が非常に読みにくそうにしていたTHE BEAUTiFUL PEOPLE ってのは俺が考えたタイトルなんだけれど、俺が言っているから単純じゃなくて、どんなに素晴らしい人でも醜い面は持っているだろうし、どんなに醜い人でも素晴らしい面がある。そんないろいろなひとの素晴らしいところを称してTHE BEAUTiFUL PEOPLE と言っているんだ。これから歌うLiFE iz BEAUTiFUL.って歌はかなり暗い曲だけれど、俺が初めて自分の事を上手く語れたそんな曲だ。是非聴いて欲しい。」

16.LiFE iz BEAUTiFUL
https://m.youtube.com/watch?v=-zHmXh5ARuQ 17.EXiSTENCE
https://m.youtube.com/watch?v=UG0WMZmkbm4 18.KiLLiNG ME
https://m.youtube.com/watch?v=vyUMYYc8lxU

17:30に入場して18:30から始まったライブは21:30に終了した。ベビーメタルに比べるとロッカーも、物販も凄くゆったりとしている。ライブが終わると全身ずぶ濡れなので、着替えて帰路につく。新境地を開くライブはなかなか素晴らしいものだった。また気になるバンドがあれば行って観てみるつもり。

THE END