天体3349×九州界隈 本当にこれが初なのか?

CANTOY、天体3349

令和元年12月14日

小倉FUSE

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1。CANTOY

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天体3349は20:45からと書いてあったから間に合うかもしれないな・・。博多から新幹線に乗って小倉に着いたのは19:40頃。小倉FUSEでは丁度CANTOYがはじまったところ。このCANTOYって音楽は聴いたことはなかったけれど、ファンが着ているビールジョッキーのTEEが強烈な印象として記憶に残っている。ライブ中にお酒を飲んで乾杯するというパフォーマンスは北九州の「1pint treato the kilkenny」と言うバンドがやっているけど、それに似てる?このバンドもスカコアっちゃあ、スカコアかな?そんな流れからスカってこんなノリなのだろうか?バンドが自腹で缶チューハイとか缶ビールを大量に会場に持ち込んで配る。お酒を売るライブハウス的にどうなのか?と言う疑問も頭をかすめはするが、配られた会場は当然盛り上がるし、悪くない演出だ。音楽性は非常にポップで、時に電気グルーヴのようなテクノっぽく、時にfalilvっぽくもあり、でもこのリズムの刻み具合はスカコアなんだろうね。凄く器用なバックバンドが付いているから、こんなごった煮的な変調の多い曲も難なく演奏できるのだろう。「社畜辞めますか?人間辞めますか?」とか「アルバイトのプロ」には所々にベビメタっぽいブレイクダウンが差し挟まれている。メイトがごっそり持っていかれるのも良くわかる。おかげでサークルモッシュが幾度も起こっていた。バンド自体は東京を拠点としているが、ボーカルのみりぽちゃんは小倉出身と言うことでグッと距離感が縮まり、親近感が湧く。想定外な盛り上がりをみせたCANTOYのライブはかなりヤバかった。TEEシャツ等マーチのセンスも良いので、特にこの猫TEEはえっふーに大好評だった。ヤバイバンドに出会ったもんだ。祝10周年!来年のリリイベには参加しちゃうかもだな。(笑)

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2。天体3349

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そんなCANTOYがおわり、天体3349のライブとなる。会場は絶TEE、魁TEEで溢れている。今年2月の「絶叫する北九州」が懐かしい。バンドは形が変わってしまったけれど、元気に活動している。魁ちゃん(G,Vo)が頑張っているし、皆、絶叫と変わらないかんじで集まってる。相変わらず東京から小倉に来ているえっふーも沢山いるみたいだし、この出席率はビックリだ。


客電が消え、会場には三味線の美しい二重奏の前奏が鳴り響く。メンバーが登場し、歓声が沸く!続いて演奏されるのは「天体3349」として唯一発表されている曲「ムコウミズDIVE」だ。観客は初めから全力ハイテンション。まるで「天体3349 vs 九州界隈」と言った感じで、ガチンコ対決しているかのよう。フリも、掛け声も各々のバラバラながら、なんとなく揃う。続けて演奏された「秒の海」はかなりの難曲。そんな中、ハシグチカナデリヤさん(G,Vo)は難なく歌を披露。ギターも魅せる。どう言う流れでカナデリアさんが天体3349に合流したのかは知らないが、個性的で良かった。そして魁ちゃんもギターを完全にマスターしているし、鬼才カナデリヤさんに食らいついている。魁ちゃんももの凄い執念だ。ギターを弾いて歌う。この短期間で習得してここまで仕上げてくるんだから、本当に凄いと思った。当初はもっと危うい状況を想定していたので、意外な仕上りに驚くしかなかった。

そして「モグモグロック」の魁ちゃんのセリフがあまりにも大人な内容でモゾ痒かったけれど、皆んなの反応が面白くて良かった。最後に可愛く「ご馳走さま」って言ったのに対して会場は「おいしかった。」「おかわり!」「もう一杯!」とかいろんな反応が帰ってくる。思わず魁ちゃんが

「みんな元気よすぎ!小倉FUSEに帰ってこれて良かった!」

と言って会場が沸く。

「九州やばいわぁ、他県から九州ばっかりずるいって言われるけれど、やっぱ凄いもんね。私たちは出身が愛知、長野、広島、大阪とバラバラなんだけれど、九州に来る度に成長しているから九州出身のバンドって言っちゃいたいくらい大好き。」

そして、

「秘密なんだけれど来年は毎月九州に来ることが決まっています。」

と魁ちゃんが言うや否や会場が今日一番の歓喜に包まれる。「やった〜!」「すげー!」

そして、
「今はまだチケットとチェキしか販売していないけれど、今、レコーディングしているから、来年にはCDを出すことができるし、ライブがない時でも、何処でも皆んなにいつも寄り添えるバンドになりたい!皆んな出会ってくれてありがとう!」

ジーンとして涙。

僕らの聞きたかった言葉が次から次へと躍り出てくるMCの後に、魁ちゃんがエレキギターを置いて、アコギに持ち替えて「旅路」が披露された。アコギの魁ちゃんは初めてだったけれど格好良かった。エレキギターとベースの音にかき消されながらも、確実に存在感を感じさせるアコギならではの旋律には惚れる。アコギが似合うなんてイカシテルナ!最後にもう一度「ムコウミズDIVE」が演奏された。今度はハシグチカナデリヤさんはギター演奏に集中する。ヴォーカルは魁ちゃんだけ。魁版「ムコウミズDIVE」だ。これは僕らへの最高のクリスマスプレゼントだった!魁ちゃんを観に来た僕らにとって一番は魁ちゃんが僕らと対峙するこのシチュエーション。最後にバンドと会場が、天体3349と九州界隈の皆んなが一体となったフロアは最高のひと時だった。終わっても鳴り止まぬクラップに慌てて濱田さんが飛び出してくる。「今日は無理言ってライブさせてもらっているので、アンコールは無し。」と言うことでライブは終了。チェキ列は絶叫の時と変わらぬ長さで驚く。折角来たので並んで魁ちゃんに挨拶してきた。「魁ちゃん、戻って来てくれてありがとう!」これが一番言いたかったことだから、今年の内に言えて良かった。会えて良かった。今日、来れたことに感謝しかない!

良い年を過ごしてね!

また来月!

 

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セットリスト


ムコウミズDIVE

秒の海

10%の空

LV.??

ジパング

コトハとアイネ

モグモグロック

旅路

ムコウミズDIVE

 

追伸:ランチェキで亮くん直筆セトリがあたりました!上の左のです。(笑)

 

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