LOVEBITES 舞い戻りし白鳥の調べ - Electric Pentagram Tour 2020

令和2年2月14日

福岡Drum Be-1

 

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1。LOVEBITES帰還!

Electric Pentagram Tour 2020。新譜が1月29日にリリースされたばかりのLOVEBITESが全国ツアーを始動。その初日が福岡Drum Be-1だ。ヴァレンタインデーという日に福岡でLOVEBITESを観られる幸せ、なんていい日なんだろう。ドム・ローソンがベタ褒めの5人、MIHO、はるぴー、MIYAKO、MIDORI、ASAMIに会えるのだ。丁度一年前の今頃、DRUM SANで初めてみたLOVEBITESはこんなに世間を騒がせているバンドなのにこんなに小さな箱なんか!って驚いたが、今年はDRUM Be-1。ヴァッケンを経て、サマソニに出て、この3rdアルバムのリリースツアーでキャパ500の箱に帰ってくる。この広さが最低限だ。割としっくり来ていて観やすい。お帰りなさい!LOVEBITES!

 

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2。ライブ前

ヴァレンタイン・デーとは言え、平日なのでしごとがある。この日はこのライブのためにあったと言っても過言ではない。全てが上手く運び、18:00で仕事を切り上げることができた。あとは地下鉄で天神に行き、地下道を通って1番出口から昭和通りを渡り、親不孝通りを抜ければ長浜公園の向かいのBe-1に着く。僅か20分くらいで現地に着く。入口横の物販スペースでTEEを買って、会場に入る。中は入場が済んだオーディエンスでほぼフロアが埋まっている。今日はもう来れただけでよしと思っていたからロッカーに荷物を入れてフロアに降りて後方でくつろいでいた。Yシャツに感染予防用のマスクと言ういでたちで周りの黒服集団からは浮いているが、ライブは間も無く始まるし、仕方がない。ドリンクチケットを交換していると「おー!やっぱりいた!」とリュウキュウさんがやってくる。そのすぐ後にKANEさんも会場に入って来た。PA台の後ろの辺りで会うなりリュウキュウさんとKANEさんが鶯籠話に花を咲かせる。鶯籠の感染力は新型肺炎ウィルスの感染力をも凌駕するほどで驚く。僕の周辺はほぼ持っていかれている。やれやれ。さて話はライブに戻す。こんな会話をしている裏でSEはMETALLICAANTHRAXMEGADETHDOKKENなど懐かしい80年代メタルブーム時のプレイリストきごうがセレクトされている。今日もおじさま泣かせのセットリストだ。まるで30年の時が戻ったかのようだ。MIHOちゃん曰く、LOVEBITESの3rdアルバムリリースにちなみ、著名バンドの3rd縛りのセレクションだそう。それにしても良く選んだものだ。

 

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3。開演!

ステージには星が煌めく。はるぴーのドラムがステージの中央に横たわっているから。3rdアルバムに付録したヴァッケン・オープン・エアーのライブDVDではバスドラは1つでヘッドもなしだったけれど、ツアーにはちゃんとツーバス持って来ていますよ。しかもヘッドは今回のエレクトリック・ペンタグラム仕様となっていて上手のヘッドには五芒星が光り輝く。今回、アルバムの紹介文にも記載があったようにキーワードは「5」。2016年から快進撃を続けるバンドは今年が5年目。創成時と変わらぬ5人のバンドメンバーで男臭いヘヴィーメタルの世界に風穴を開けるべく立ち上がった。

ライブは3rdアルバムの1曲目でもあるThunder Vengeanceからスタートする。Electric Pentagram Tourを象徴する一曲だ。とにかく本作はキーが高くて早い。それでもASAMIの発声は喉への負担はCDで聴くより少ない様に思える。結構余裕に出せているっぽいから、無理なくこれだけの声量がしっかりとだせるのはすごい。ハイトーンヴォイスがこれだけ伸びまくるのは、やはり凄い。ライブで聴くとそのあたりがまるわかりなので、改めてヴォーカルのポテンシャルに目から鱗がこぼれ落ちる。続くHOLY WARも速いし、高い。MIDORIとMIYAKOのツインギターが高速に対決するのが魅力かなぁ。観客のテンションはDon't Bite the Dustから火がつく。やはり聴き慣れた1stの曲は上がる。そして2ndからRISING。

みんなの合唱も入り、再びギターの掛け合いがはじまる。やはり名曲だ!RISINGは!


ASAMI「今日はElectric Pentagram Tour 2020

             の初日です。皆んなにかかっています。

             福岡、行けますか!」


さすが、盛り上げるプロだわ、Raise Some  Hell からの盛り上がりが段違い。ギアをシフトチェンジしたかの様。Break the Wall 、Shadow Maker と爆上げで痺れる。


MIYAKOの本格的なピアノスキルが光るスワンソング前のキーボードソロは完璧だった。

観客の間の手が一番あったのがM.D.O.だった。やっぱり上がる!クールなMIHOの表情も緩み、笑顔が見られた。ツアー初日、新譜リリース後初披露、ソールドアウトはしなかったもののPA台の後ろまで詰まるほどの客入り。HELLOWEENを彷彿させる曲、When Destinies Align の演奏を終え一旦幕を閉じる。皆が引き上げる時にピックを投げるのだが、MIYAKOのピックは一直線に僕のいるPA台の前辺りまで届かせたから驚きだった。見たこともないラインと飛距離で無事僕の手の中に納まった。まるで白鳥の羽があるかの様な驚きの放物線、ありがとう!MIYAKO!

 

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ステージの照明が消えてラプバイツコールが会場中から湧き起こる。想像より随分と盛り上がる様になった観客のコールがラプバイツのメンバーたちを呼び戻し、アンコールの演奏がはじまる。これぞラプバイツの真骨頂と言うべき曲The Apocalypse、ASAMIのアカペラから始まるヴォーカルの曲Edge of the World と1stアルバムAwakening from Abyssからの楽曲が続く。

最後の曲、We the United でショーは終わる。それからはMIDORI、MIYAKO、MIHO、はるぴーと投げていたが前方のみだった。

今回やったDRUM B-1は観るには丁度いい大きさの箱だった。次回はDRUMLOGOSだろう。平日なのに奇跡的に観ることができた。とても楽しかった。ありがとうLOVEBITES!

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2/14 SETLIST

1.Thunder Vengeaoce(Electric Pentagram)

2.Holy War (Electric Pentagram)

3.Don't Bite the Dust (Awakening from Abyss)

4.Rising (Clockwork Immortality)

   MC

5.Raise Some  Hell (Electric Pentagram)

6.Break the Wall (Battle Against the Damnation)

7.Shadow Maker (Awakening from Abyss)

   keyboard MIYAKO solo

8.Swan Song (Electric Pentagram)

9.Addicted (Clockwork Immortality)

10.Dancing with the Devil (Electric Pentagram)

11.Signs of Deliverance (Electric Pentagram)

12.M.D.O. (Clockwork Immortality)

13.Golden Destination (Electric Pentagram)

14.When Destinies Align (Electric Pentagram)

encore

The Apocalypse(Awakening from Abyss)

Edge of the World (Awakening from Abyss)

We the United (Clockwork Immortality)