ミズニ ウキクサ・ガールズロックバンド革命・AINSEL・ペトリコールとその観客たち

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2019105

小倉FUSE

GODDESS OF LIBERTY

ガールズロックバンド革命/AINSEL/ミズニ ウキクサ/兎角/ペトリコール/ピンクドール

 

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今日という日はなぜか知らないけれどライブが重なりまくっていて、本当に悩んだ。悩んだけれど初心貫徹の小倉FUSEに決めた!その選択は見事に最高の選択だったと感じた。AINSEL、ガールズロックバンド革命、ミズニ ウキクサの3バンドとその観客が作り出した三つ巴のライブ空間だったから、暖かく楽しい対バンになったわけです。だから久しぶりにブログ、書いてみようかなぁなんて思ったわけです。(笑)

 

1。ペトリコール(福岡)

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出典:https://twitter.com/petopiri_band/status/1180698633764605957?s=20

 

今回はちょっと遅れての入場で、観れたのは2バンド目からだった。てっきりペトリコールは1バンド目だと思っていたので、今回は観れないだろうと覚悟して行ったのだけれど2バンド目だった。縁があったってことだね!ラッキー!

 

ペトリコール(福岡)※はギター&ボーカルのにちなちゃんのバンドで、良くミズニ ウキクサのサポートをしてくれる。その所為か愛美さんぽいMCで前回初見の時には吹出してしまった。(笑)ドラムのしおんちゃんはなかなか激しいドラムを叩く。・・がドラムなのにリズムに緩急があってリズムが不安定だ。今後の課題なんだろうな。変調気味なサウンドJAZZのセッションみたいに錯覚する自由さで、ザクザクしたギター音が逢い交えてのインプロビゼーションは面白くもあるのだが、ちょっと辛いところもあるので頑張って!って言ったことだったんだけれど今回は進化度合いがすごくて良かった。迫力のある部分は大切にしてもらってどんどん良くなってちょ。そして今回も前回に引き続きベース&ボーカルのめぐちゃんは現在高校3年で大学受験真っ只中。北九州屈指の進学校K高校だけあって受験期間はお休み。早期復活を願う。そんなでライブが始まる。

 ※ペトリコールというバンドは仙台等複数存在するので(福岡)をつけている。

 

幕が開くとメンバーが出てくる。今日はにちなちゃん、真っ白で暖かそうなダブダブファッションで女子力全開。

 

しおん「今日はにっちゃんの着たい服を着せてライブをさせる日です。」

 

ベースは前回に引き続きサポートの男の子だった。相変わらずしおんちゃんのドラムは激しくマイペース。だけれど今回は肩の力が抜けていたようで、本来のペトリコールの良さが出ていた、息ぴったり※。3人の協調性が図れたからか、曲もしっかり一つのものとしてまとまりを見せてその良さがわかった。特ににちなちゃんの声の魅力が良き。前回は引きつり気味だった硬い表情も、今回はかなり笑顔が見えて雰囲気が格段に良かった。

https://twitter.com/kuronboow/status/1180797176579887104?s=21

 

しおん「今日はシールを作ってきてました。あっ、ステッカーかー?(笑)」

にちな「しおんちゃんが描いてくれたステッカーを持ってきてます。後ろにいるので遊びにくてください。」

 

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高校生大学生による編成チームで、若さが爆発していて未完成も甚だしいけれど、今回はステッカー販売とか凄い進展を遂げる。前回は物販スペースすらなかったので、そういう意味で、場所ができたこと自体、進歩なのかも。微笑ましい。ステッカー購入してまいりました。次も楽しみ。ペトリコール観察続けよう。

 

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左から愛美さん(ミズニ ウキクサ)、右 にちなちゃん

 

2。AINSEL(広島)

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事前情報全く得ずに観たバンド。幕が開いて出てきたのはヴィジュアル系っぽい、バロック的な出で立ちのメンバーたちだった。野郎のバンドかと思ったら女性ボーカル。ぱっと見ではGARNiDELiAのメイリアかと思わせる歌声の主はRiKu。音楽性はMARYS BLOODほど激しくはなくGARNiDELiAほどエレクトリカルではない、その中間くらいかな。エレクトリカルな要素こそ少ないが、聞き取りやすい綺麗な声のボーカルRiKuさんはEYEというよりはメイリアっぽい。ヴィジュアルのイメージはアーチエネミーのアリッサっぽいのに、声は正統的なクリーンで(・・って当たり前か~(笑))想像よりもはるかに綺麗で上がる。曲もリズムよりはメロディー重視となっている。その為、ヘドバンするには難しいのだけれど、拳を突き上げるとかガーっと前に押すとかのライブ感は十分できたし、会場はこのバンドで一気に爆発した。いつの間にか僕も前に出ていて最前列の連中と一緒になって拳を突き上げていた。

 

RiKu「小倉ー!もっと上げていくぞ!はっ!はっ!はっ!はっ!」

 

っていう掛け声がなんとなく絶叫する60度のもんてろっぽくって、ジワる。そういえば小柄なサイズ感から似てる「やっベーな、このバンドいいじゃん。」もんてろが一人ボーカルでバンド組んだらまさにこんなバンドになるんだろうなって、勝手に妄想していると、泣きそうになった。それにしても想定外すぎて今日一番のインパクトでした。記憶に残るよね、AINSELって。ギターのHiroさんが早要所要所で速弾きを入れてくる所がちょっとメタルっぽくて上がる。その度に会場もわーとなって拳が上がる。ドラムのSoraさんはなぜか筋少を彷彿させる。ヴィジュアルだろうな~、前に不自然に垂れ下がる一筋の長い前髪が観ていて気になる。ベースのGinさんはCDを見ると作曲を一手に引き受けているリーダー的存在のよう。ライブ終了後の物販で話した時に

 

Gin「ミズニ ウキクサはMVでも観ていてかっこいいバンドだなって思ってたんです。」

 

って言ってくれて非常に好印象でした。またライブに行きたいバンドだな。しかし広島って良いバンドが多いな。BANEにしてもPeroにしても、ああそうそう、SU-METALも出身でした。そして鞘師も・・やばすぎるな・・広島。

 

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左からRiKuさん、愛美さん(ミズニ ウキクサ)

出典:https://twitter.com/riku_vocal/status/1180527783899848704?s=21

 

3。ガールズロックバンド革命(大阪)

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出典:https://twitter.com/natsukist_002/status/1180514866378838023?s=21

さっき書いたように今日はちょっと遅れてFUSEについて入場したんだけれど、入ると大阪から遠征で来られた缶詰METALさんが声かけてくれた。ついて早々BABYMETALの次の遠征地の話をするとは思わなかった。今日は意外にもメイトさんが多い・・というのもこのガールズロックバンド革命というやたら長い名前を持つバンドが来るからだ。最近よくFUSEで会うなべさんも、昨日、偶然にも遭遇したKANEさんにしても、このバンド目当てだったわけだ。僕は全然事前情報を入れていなかったのでこのバンドがどんなんだかは知らない。この二人が来るっていうのならアイドルなんだろうくらいしかわからない。しかし大阪から遠征組までいるのか~。みんなフットワークが軽いのー。明日の沖縄も行くの~?凄い。(汗)そんなんで上がらないわけにはいかないよな!

せりぬん本日の決意表明

https://twitter.com/grbk_0101/status/1180445573565968384?s=21

 

KANE「今回初参加なんだけど、ハマるつもりで来ました。」

 

勢いが違う!

 

なべ「ペトリコールのドラムも勢いあるけど、ここのドラムはその20倍勢いがあるから。楽しいよ。めっちゃ面白いから〜、笑える。」

 

そんな話を聞いて、大阪から来ていることもあって勝手に吉本芸人的なノリがあるのかな~て間違った先入観を持っていたので、メンバーが出てきたときにはあまりにまともで、しかも3ピースだったので拍子抜けした。マジオモロ、面白い。

 

流石に凄いと言われるだけあってあんなにも小柄なのにJUNNAさんのドラムは凄かった。音圧がすごい。そしてドルオタを虜にする可愛いさが溢れているというギャップ。3ピースのガールズバンドでこれだけの音圧できたら上出来なんじゃないか。そういえばミズニウキクサのチタニウムたっくんがやってきた。手にはガールズロックバンド革命のラバーバンドをしている。

 

チタニウムたっくん「みんなこんな場所でいいんですか?」

 

流石たっくん、颯爽とドセンに向かう。ドセンで固まっていた大阪遠征組とも顔見知りで初めから打ち解けていて前にスイスイと行く。ライブ開始早々、サーフで上に上げられた。この大阪遠征組の4人がコアになって順次上にあげるから、常に上がっている感じでなかなかこれも楽しい。もっと密度があれば流すことができるのだが、それは仕方ないのかな〜。そんなことを思っていたら缶詰さんに「上!」って言われて、その瞬間、僕もサーフで上げられるという前代未聞の事態となる。(汗)意外にもふわっと上がる。上はふわっとした感じで妙に気持ちが良い、不思議な感じだった。その上から見たステージ、これは格別だった。なるほど、これは面白いなぁ、病みつきになりそう。図体がでかいから上げる方はいくらでもやっていた僕も流石に上げてもらえるとは思わなかったから本当にびっくりした。

 

こんな感じで盛り上がっている僕らを見てギター&ボーカルのASAKAさんは

 

ASAKA「小倉いいね~!本当は月に1回くらい来たいのだけれど、前回来たのは5月で、戻ってくるのに5ヶ月もかかってしまった。本当は東名阪と同じ頻度で来たいけれど、今の私たちではこれが精一杯なんです。明日は沖縄に行くけれど8日には福岡QUEBLICKに戻ってくるので、是非きてください。」

 

遠征組もいるし、なべさん(大分)もKANEさん(福岡)の小倉まで来ている状況から、かなり有名なバンドだと思っていて、もう少しスノッブな感じがあるのかななんて思っていたけれど全然違った。勘違いかもしれないがASAKAさんなんて目がウルウルさせながら話していたと思っていたし、BASSSERINAさんも「小倉、いいねー。」って言ってくれててめっちゃ好感度上がりっぱなしだった。とにかくみんなと騒げる感じのライブから離れているので久しぶりに楽しかった。

 

4。ミズニ ウキクサ(山口)

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出典:https://twitter.com/PorryK/status/1180658682096275457?s=20

最前上手に空きがあったので早速柵前に移動した。すると横にカメラを持った人が来た。かつみさんだ。

 

かつみ「バンドに聞いたら撮影はOKだっていうからこれ持ってきた。前のバンドとかはわからなかったから撮ってないんいですよ。※」

TMスマホじゃあ撮っても全然良くないですからね。やっぱり一眼レフで撮った写真には敵いませんよ。いいですね、上手いの撮れたらSNSに上げてください。」

 ガールズロックバンド革命は基本的に撮影禁止 出典:http://girlsrockbandkakumei.com/

 

一眼レフで20cmくらいの望遠レンズ付カメラで、これまで撮ったアイドルたちの写真をいっぱい見せてもらった。今日は大濠公園であったIDOL by…!と言うアイドルイベントを見てから来たって。このFUSEは本日二箇所目だったそうだ。流石、みんな活発だわ。最近ハロプロ勉強したのでJuice=Juiceとかなら分かったよ。他は言われても目をキョロキョロするしかなかったが・・

 

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出典 : https://twitter.com/katsumi05231/status/1180684951072542722?s=21

 

羅針盤のイントロが流れ、幕が開く。既に配置についたミズニウキクサの面々が現れる。今日はギターがよねぴさん。圧巻の生演奏への切り替わり、うまくいって爆音につながる。よねぴさんのエフェクターがだんだん多くなってきているんじゃないかな。もうボードいっぱいに並んでいる。

夏の終わりが終わり愛美さんのMCになる。

 https://twitter.com/mochiningen/status/1180664356918288386?s=20

 

愛美「今晩わ、ミズニ ウキクサです。ミズニ ウキクサは私と弟のたっくんの2人のバンドなんですが、たっくんが療養中のためサポートを迎えての愛美バンドって言った感じになっています。・・以下バンド紹介・・。次にやる曲はバンド名がヌ・シャボンヌのと言っていた時代の曲で、その頃は漫画のこととか割と砕けた内容のものを歌詞にしていたのですが、この曲は結構真面目な想いを歌詞にした初めての曲でした。それでどんどん盛り上がりましょう、秋色のセピア。」

 

観客が前奏からオイオイと間の手を入れる。ミズニ ウキクサのライブでこんなにも拳が上がり、オイオイ言っているライブって無かったからちょっと感動した。

 

愛美「どんどん盛り上がりましょうと言った割に1曲という、すみませんでした。今日は今やった秋色のセピアと最後にやる曲を入れた2曲入りのCDを200円で販売します。」

観客「やすい!!」

 

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愛美「それではあと2曲やって帰ります。カシス・ビート・ロマンス。」

 

それから街をやって一旦終了。しかし拍手は鳴り止まずアンコールを要望する。そしてウキクサコールも起こる。ウキクサコール??

 

観客「ウキクサ!ウキクサ!ウキクサ!」

 

それを聞いた愛美さんが飛んで出てくる。

 

愛美「うわー、ありがとうございます。ウキクサコールなんてされたことなかった。・・みなさんありがとうございます。それではみんな出ておいで!それでは楽しい曲をやります。エンドロール!」

 

これが第1章ミズニ ウキクサの最後の曲となった。

終了後、みんな相当興奮気味に語る。

 

缶詰「ミズニ ウキクサ、大阪ではそんなに盛り上げられなかったから、今日小倉来て良かった。最高だった。」

なべ「ミズニ ウキクサがラストじゃあ盛り上がらないだろうって思ってたけれどこんなこともあるんだな。オイオイ言うのダメだと思ってたけれど、やったらいいなー、当たりだったなー。最高のライブだったなぁ。」

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出典:https://twitter.com/PorryK/status/1180658682096275457?s=20

 

みんなもう興奮気味にライブ終了後に熱く語る。これがあるからライブ通いは止められない。どんなライブになるかはその時々で変わる。

一度、こんなに盛り上がるライブを経験しちゃうと、またしばらくそれの余韻でライブ依存症は悪化する。

なんでこうなったのかはよくわからないけれど、特にAINSELーガールズロックバンド革命ーミズニウキクサの流れが良かったのか?観客が最後まで残って観ていた。ああ、記念写真でも撮れば良かったのに。すっかりそんなことも忘れるくらい興奮していた。

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松本姉弟(たっくんと、愛美さん)

出典: https://twitter.com/katsumi05231/status/1180684951072542722?s=21