10-FEET サーフの嵐で蜃気楼、福岡大作戦!!

Crossfaith World Tour2018

(前編)

Guest: 10-FEET

2018年12月9日

 

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1.まずは10-FEET

 

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12月になって一気に冷え込みが襲ってきた此処福岡DRUM LOGOSにCrossfaith10-FEETがやってきた。こんな機会があるのだろうか?前に見たSiM × Wanimaを思い起こす。組み合わせとしてはあまりにも違う二者であり、それ故に非常に興味深い。クロフェの新作「EX_MACHINE」は個人的に好きなアルバムで、だからこそ此処に来たのだが、完全にインパクトは10-FEETに持ってかれてる。一体何に僕は引っかかったのだろうか?皆目分からないけれど、とにかくハマった。ワクワクが止まらないライブだった。

今一つ言えるのは「タクマの声は心に響く!」と言うこと。そんなタクマを待ち構える学生たちが華やかな京都大作戦のTEEシャツを着て笑顔でダイブしている、この狂喜なのに心が躍る空間にはそう簡単に巡り会うことはない。福岡のティーンらと10-FEETとの激突!この最高の出会いに立ち会えた僕はラッキーだった。さあ、ライブだ!

 

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2.10-FEET開演!


10-FEET の登場SEはスターウォーズのテーマだった。めっちゃ余韻なく、いきなりタクマの


「よっしゃ、はじめようか!」


の一言で始まった。飾らないな。


そしていきなり観客に挑戦状が叩きつけられる。


「福岡!おまえらがどんだけいい感じで今日クロスフェイスのライブに来たか、わかりやすい感じで見せてくれ。いい感じでクロスフェイスにバトンを渡したいからよろしく。」


そんな言葉を聞いてなのか、いつも通りなのか、観客は肩車で10-FEET のタオルを掲げたかと思うと、いきなりサーフで切り込み部隊に変身する。なんじゃこりゃ、サーフが嵐すぎて大渋滞してる。手の上げ方とかリズムとか、こんなの見たことないくらい、もうめっちゃバラバラなんだけど、とにかく機敏で、とにかく熱い。若いってこういうことなんだろう!熱気ってこれを言うんだ!立ち昇る水蒸気、これは流石に真似できない、掛け値無しの声援で、もうはじめっから感無量!なんちゅうバンド、なんちゅう観客達なんだろうか!なんか此処にいるだけで、胸が熱くなる。そんな時、更にタクマが葉っぱをかける。


京都大作戦とかのTEEシャツ、いっぱい飛んでくるんだけど、クロスフェイスのTEEシャツがめっちゃとんでくるとか、ライダースがめっちゃとんできたら嬉しいんですけど!(笑)」


この掛け声でサーフが倍加する。ありえない、これ屋外フェスじゃなくて、屋内だよな~。ロゴスの箱の幅いっぱい、隙間がないくらいにサーフで転がるガキだらけだ。熱い熱い福岡の見たこともないような光景が目の前に広がる。いつしか観客の黒い頭がカーペットに見えてくる。錯覚とは恐ろしい、このパワーは半端ない!みんなめちゃ楽しそうやん。


「MCやろうと思ったけど、お前ら凄いかんじやしどんどん行こか。どんどんいこうぜって曲やります。」

 


一曲毎に入るMC。バンド毎にMCのあり方は違うけれど、10-FEETのMCは今までで最高にイカしたMCじゃないかな。けしかけるわけでもなく、同調を促すわけでもなく、自然体に実直。かっこ悪いことをわざと見せつけて、そんなリアリティに取り憑かれる。かっこつけへんところがめっちゃ活かす。


「マジでクロスフェイスTEEシャツいっぱい飛んでくる。(爆)」


こんなお笑いのような MCは初めてで笑う。でも絶えず繰り出す牽制球がまた熱い。


「おまえらスニーカーとかで平気であびせ蹴りくらわせているけど、セキュリティ舐めんな。セキュリティは一曲で1人10人は受け止てる。ライブは一曲じゃないから、10曲やったら何人受け止めていると思う?(笑)フェスとかで考えてみいよ、1日1人500人とか受け止める日常ってどんなんか考えてみろよ・・。だから何が言いたいかと言うと、おまえらもっと来いってこと。(爆)」


こんな意味があるんだかないんだかよく分からない話も、10-FEET の良い味となっている。こんなボケかました後に素晴らしいメッセージをさらっと繰り出すのもまた魅力。


「決めるときはキチッと決めること。人の言葉は人生を変えてしまうくらい大切なものだから、此処ぞという時に勇気ある一言が言える男と女になってください。」

 

そしてついに最後の一曲。
行こう!ラスト。乗り越えよう、諦めんな!

おまえらとずっと一緒にはいられないし、飲みにも行けないけれど、またここにちょくちょく戻ってくるから、一緒に行こう。」


「クロスフェイスに繋げようぜ!」


熱くなりすぎて本当に蜃気楼が現れそうな水蒸気で目の前が霞む。これだけ熱いライブを見せつけられたら、ちょっとクロフェと言えども、プレッシャー激しいな。この丘を超えるのはかなり難しいぞ。いやー、ワンマン観てみたい!そんな素晴らしいバンドやった。

10-FEET 最高やった。

 

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セットリスト


1 size FITS ALL

VIBES BY VIBES

蜃気楼

Goes On

太陽4号

RIVER

ヒトリセカイ

その向こうへ

 

後編へつづく!