BAND-MAID お楽しみ満載の熊本凱旋公演!

BAND-MAID World Domination Tour 2018-2019

2018.12.01 熊本 B9 V1

 

f:id:tak4ree:20181203003848j:imagef:id:tak4ree:20181203235617j:image

僕にとって熊本は昨日の福岡から続けて二連戦目の公演だった。だからいろいろと比較してしまう。「何となく淡白に感じた福岡公演はどうしてなのかな?」って熊本公演を観て考えていた。多分、BAND-MAIDにとって福岡公演はヨーロッパツアー帰国直後のライブであり、ちょっとぎこちなさが目立ったライブだったからじゃないかな。Voの彩姫は「海外でMCをやらないよ!小鳩がやるから彩ちゃんMCは久しぶりなんだ~」と言っていたし、そのせいかかなり緊張していたようだ。彩姫にしては珍しく「歌詞飛ばし」というハプニングが発生。笑顔で切り抜けたからそれは凄く良いものを見たって福岡の良き思い出にはなったのだけれどね。今思えばあれはたまたま彩姫に降りかかったハプニングだったのだけれど、実はバンド全体的に帰国初日のぎこちなさがあったのかも知れないなと後にして思う。そして迎えるは今日の熊本公演となった。


熊本はなんと言っても小鳩(くるっぽ)の地元だから、きっと何かがある。9月の広島公演に比べて福岡は淡白だったので、やはり熊本に期待してしまう。僕らにとって、熊本と言えばBAND-MAIDとの繋がりで来る機会が多く、非常に特別な場所となっている。もうすでに僕にとっては熊本=BAND-MAIDくらいになっているのだから。

 

f:id:tak4ree:20181203010101j:image

今年3月のハッピージャックと言う熊本の音楽フェスでも、やっぱり僕のお目当てはBAND-MAIDだった。だから当然彼女たちのお給仕に参加する為に熊本まで行く。博多から新幹線で40分程度だからあっという間に着く。熊本駅の改札を左に曲がって白川口のひょうたん状の庇の下にある市電の停留所から熊本城方面に行くA系統に乗って通町筋に行く。ライブハウス熊本B9の最寄りの駅だ。春のハッピージャックの時に比べて、熊本城の天守閣の修復が進み、光り輝いていた。屋根を葺き替えているのかな。復興はまだまだ始まったばかりで手付かずな場所も多いのだけれど、修復は着実に進んでいる。僕にとって熊本はなんと言ってもBAND-MAIDなのだけれど、そのお陰で熊本の今を定期的に感じることができる。今、熊本と言えば「くまモン」だけれど、いずれは熊本と言えば「小鳩」「BAND-MAID」になる日もくるのかな。そんな野望を隠さず熊本愛を語るくるっぽを見ていると頑張れる。がまだせるんだよな。もう熊本にとってかけがえのない存在なんじゃないかな、BAND-MAIDはさ。

 

f:id:tak4ree:20181203010201j:imagef:id:tak4ree:20181203010126j:image

さて熊本B9には熊本城経由で来たので昼前に到着した。今回は単独V1での公演だ。集まった観客を見ると、あとひと押しでソールドアウトと言う惜しい状況の様に思えた。そのあと少しが九州では難しい。絶対数が少ないから。福岡も同じ。九州自体、市場としてはまだ未開拓感が強く、中堅のバンドには牽制されがちだ。だからBAND-MAIDのように毎回来てくれるだけでありがたいし、地元!と言って勇んで来てくれるバンドは更にありがたい。だからなんとしても盛り上げなきゃなって思うんだ。

 

ライブ中に小鳩がこんなことを言ってた。

小鳩「ここにいるみんなが布教して友達一人信者にしたら、次はV1で2daysが出来るっぽ!小鳩たちも2日間熊本に来れるっぽ。みんなに2日間会えるっぽ!」

確かに、そうかも知れない。がんばらなきゃ!(笑)

 

f:id:tak4ree:20181203010929j:image

今日は土曜日なのでスタートが早い。昨日より1時間早いも18:00スタートだ。会場のV1はドラムロゴスよりは小さくて、幅広な会場だ。福岡もそうだったが、下手からドセンに向かって斜めに大きくお嬢様エリアが取られていてピットのメインは上手から中央までが通常のピットになる。昨日は下手で大人しく観ていたので、今日は上手で暴れて来ようと思いGのみんちょの前からスタートした。そこにはゾンビさん、ネコさん、マナさんがいた。僕となかSYさんは5列目くらいで観る。基本的に僕はBのmisa推しだから上手に来ることはないのだが、今日は普段見ることの少ないみんちょも見てみたいなぁと思って上手に来た。実はSNSに上がっていた一枚の写真をみて、見逃した!と言う思いもあったからここに来たのかも。(笑)昨日の福岡で後ろから彩ちゃんに抱きしめられたみんちょが脱力してギターから手を離して蕩けた瞬間を納めた一枚。何という瞬間を見逃したのか。後の祭りとはこのこと。(笑)

 

f:id:tak4ree:20181203003601j:image

SEはコールドプレイの「ゴースト・ストーリーズ」。昨日のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「セルフタイトル」とはうって変わって静かな音楽になっている。一体誰の選曲なのだろうか?BAND-MAIDの場合、SEはアルバム掛け流しなので、会場内にはクリス・マーティンの声がずっと響きわたっている。そんな落ち着いた空気も18:00ジャストにおもちゃ箱をひっくり返したかのような空気を孕むバンメのオーバーチャーに代わる。そうだ、ショーが始まるんだ。沸き起こる拍手と共にメンバーが登場する。流石みんちょ、オンタイムだったよ。

 

f:id:tak4ree:20181203002834j:image

一曲目は勿論、「DICE」からはじまる。今作「World Domination」の中で僕が一番好きな曲だ。misaのベースが光る最高の一曲だから・・。観客の盛り上がりは一気に沸点に達し、煽り役の彩ちゃんも、その必要がないわねと笑顔で観客に答える。安定の6曲を駆け込み一杯のビールの様にがっつり飲んで、漸く短いMC(挨拶)が入る。福岡では一言で終わったMCが熊本では長い。

 

「おかえりなさいませお嬢様、ご主人様。Welcome Back Home Master and Mrs.」

 

と英語が加わった。大盛り上がりの会場とは裏腹に、彩ちゃんが速攻ディスる

 

「お前海外から帰ってきてかぶれてるなぁ。」

 

彩姫らしいツッコミに会場は大爆笑。そんなツッコミにもめげることなく熊本愛をマイペースで語りまくるくるっぽ。やっぱり地元はテンションが100倍くらい違う。最高だね!(笑)


そんなMCに対して彩ちゃんが補足を加える。「ここは熊本で、小鳩の地元なんだから、小鳩のレパートリーを全部やったら?って言った。だからこれから小鳩スペシャルとしてやってもらうから!。」

小鳩スペシャルとは各アルバムに収録されている小鳩ヴォーカルの曲をまとめてやることを意味する。New Beginingからの「Beauty and the Beast」、Just Bring itからの「Time」、そしてWorld Dominationからの「Rock in Me」の三曲の小鳩ヴォーカル曲を全部歌うこと。どんだけぶりなのだろうか?本当に「小鳩スペシャル」は圧巻だった。

 

彩姫「自分で提案したんだけどさ、おかげで彩ちゃん4曲も暇して二階でみていた。」


思いがけぬぼやきの一言に会場一同大爆笑。このGDGD感がバンメらしくて良い。

 

この後恒例の彩ちゃんへの質問コーナー。おっと思ったのは以下の質問。


Q.今一番対バンしたいバンドは?

A.Crossfaith。SiM。


間髪を入れずにクロフェ!なるほど、バンメには丁度いい相手かも知れないな。相当ハードルは高いが、この若きバンドにとっては十分可能性のある対バン相手だ。来年以降の楽しみが一つできたな。


この質問コーナーが終わると小鳩へのバンドメンバーからの「熊本サプライズ!」がはじまる。なんとあーちゃんと彩ちゃんが予告もなく小鳩の目の前で「くまモン体操」を踊る。

https://youtu.be/sBBZop5j6D0

小鳩曰く、「6年間一緒に活動しているけれど、これほど彩ちゃんが笑顔になったのを見たのは初めてっぽ。驚いたっぽ。(汗)」

想定内な反応だけれど、会場も湧いた。

みんちょも「あーちゃん、ドラム叩いている時より輝いていたって。」それって問題発言!(笑)バンドメンバーの印象がそのまま会場の興奮となる、暖かな空間で包まれている。

そんな空気を壊すように彩ちゃんらしく「小鳩、おまじないやるんだろ。早くやれよ。」って。本当に良き仲間だこと。このそれぞれのキャラ立ちしたメンバー間のやりとりがBAND-MAIDのライブの一つの魅力だと思っている。少なくともアルバムでは感じられないライブならではの魅力だと思っている。

 

結局、熊本公演のセトリは小鳩スペシャル以外にもBrand New MAIDの「Order」が演奏されたし、完全に特別な進行でめちゃ楽しませてもらった。熊本最高過ぎたね。完全燃焼した!ありがとう。

 

f:id:tak4ree:20181203003441j:image

セットリスト

01  DICE

02  THE NON-FICTION DAYS 

03  モラトリアム

04  REAL EXISTENCE

05  CARRY ON LIVING

06  ALONE

      MC(くるっぽの挨拶英語)

07  DOMINATION

08  Look At Me

09  Take me higher!!

10  みんちょピアノイントロ~Start Over

11  みんちょピアノイントロ~Day Dreaming

12  ANEMONE

13  Freedom

14  Glory

15  Onset(INSTRUMENTAL)

小鳩スペシャ

16  Beauty and Beast

17  Time

18  Rock in Me

     MC 彩姫

     彩ちゃん、あーちゃんのダンス

     くるっぽのおまじないタイム

19   Order

20   You

21   Play

22   Secret My Lips

23   Choose Me

24   Don't You Tell Me

 

*注.コメントを頂いたおじさんのご指摘から修正をしています。ご指摘どうもありがとうございました。