地元で観るラフィンノーズ「冬のワチュロウパーティ」

小倉WHIPPING POST

2018年10月28日

ゲスト

ANTiFAD

1Pint treato The kilkenny

f:id:tak4ree:20181030073925j:image

 

1.突然の朗報!ラフィン!小倉来襲!
昨日の雨でチリが洗い流されて小倉の空は秋の澄み渡る青さと気持ち良い空気で満たされていた。そんな日曜日の昼下がり、あるツイートに目が釘付けになった。 

小倉Boogie

「10/28(日)あのラフィンノーズが小倉WHIPPING POSTへやってきます!1Pintさんも出ますよ〜要CHECK!!!!」

・・・えっ、えっ、えー!!マジか!小倉に来るの?えっ、WHIPPING POSTって何処?とりまググって、一体何チュー辺鄙な場所なんや、、本当にくるんかい、こら急げ!

これまでラフィンノーズと言えば天神のgrafと勝手に決めていた。Boogieのツイートを見た瞬間に頭ん中がラフィンだらけや!

と言うことで、あっちゅう間にやって来ました!小倉WHIPPING POST!いやはや想像を裏切らないスーパー辺鄙な場所で、箱も怪しすぎる佇まいであった。入口はパトランプがクルクル回っているのが殺風景さを助長しているなぁ。階段が見当たらないのでエレベーターで二階にあがる。

f:id:tak4ree:20181030075505j:imagef:id:tak4ree:20181031090318j:image

舞台設営の真っ只中で奥の方は活気あふれている。入口はチケットやら何やら置きっぱなし。あぶねーな。バンドマンたちがひとしきり準備を終えて出てくる。そして漸くスタッフが出てきて当日券をゲット。対バンでワンマンではないことを初めて認識した。

 

2.開場!

f:id:tak4ree:20181030221621j:image

開場時刻の15分前にまた殺風景な入口の前に戻る。ライブ参加の同胞達が少しずつ集まり始めている。僕のラグランが案内板の様だ。「ほらここだよ。ほらあれ!」おいおい、あれはないだろう。(汗)まあ、おかげで珍しく声をいっぱいかけてもらえて楽しかったけれど。(笑)

W「可愛いですね。そのTEE。」

福岡から参戦されている女性の方から話しかけられた。

TM「あっ、今日の物販でも買えると思いますよ。」

W「ですね。よく来られるんですか?」

TM「ここは初めてですが、天神grafに参加した。ワンマンは3時間で超ヤバでした。」

等とラフィン話に花を咲かせた。(笑)開場時間になってもスタッフはでてこず、整列もない。もっとも集まりも疎らなのでバラバラともう上に上がり始めていた。

TM「前座が2組あるから、余裕かましているのかな。」

W「あっ、ここにいるのがその前座のANTiFADのメンバーさんです。この人がヴォーカルのコーエイさんですよ。」

TM「・・あっ、そうですか。ども!(汗)」

そう言えばこの人達こんなことやっていたな。

僕が自販機でクリスタルガイザーを買ったら、コーエイさんも買った。その横にはおーい、お茶も売っていた。

 

メンバー「何でおーいお茶があるのにミネラルウオーターとか買ってるんだよ!英語でOi.Ochaって書いてるだろう。せっかく売ってるのに買わなきゃダメじゃないか。」

 

始め全く意味がわからなかった。自販機のおーいお茶で何でそんなに盛り上がれるんだろう?ケッタイなひと達やな〜くらいに思っていた。よくよく考えてみたらパンクのオイ!にひっかけていたんだね。ボンさんたちのCOBRAが日本を代表的なオイ!で、後で調べたらANTiFADは「九州Oiの雄」らしい・・。(汗)

 

そんなこんなで入場すると首振りDOLLSのライブでよく会うミ二さんにも会った。事情通のミ二さんにこのWHIPPING POST のことや、1Pintの事などを聞く。流石、なんでもよく知っているよな。もちろん、首振りジョン繋がりでYUI-METAL脱退話もしました。BABYMETALは神戸まで暫しお預けでやんす。

 

そんな会話が弾んだ中でドセン2列目をゲット、待機する。SEは懐かしいクーラシェイカーの「ヘイ・ジュード」。当時はよく聴いた。ヴォーカルのクリスピアン・ミルズがインドの奥さんの影響で曲調がインドなのでオルタナ流れの僕にはグッときたんよね。

 

3.開演!

f:id:tak4ree:20181030221645j:image
前座一発目は先ほどのオイ!のANTiFADが担当。なかなか骨太なパンクロックを聴かせる。途中、ドラムが止まって、コーエイさん、陸上短距離のスターティングポーズを1分くらいして会場からブーイングを浴びる。 

 客「そういう時はMCしろよ!」

コーエイ「 そういうの得意じゃねえ。」

 と呟きながら待つ姿が印象に残った。ドラムが準備OKになると怒涛のパンクロックをぶちかます

 

f:id:tak4ree:20181030221952j:image


続いてミミさんお目当の1Pint treato The kilkennyが登場。ヴォーカルのシンヤさんがBoogieにチラシ持ち込んでくれたから今、ここにいる。いでたちはパンクだがヴォーカルのシンヤは水兵服を着てまるでコミックバンド風だし、三上博史風な小さな八弦ギター弾きがいたかと思えば、でっかいクラッシックなベース弾きがいて、極端に出で立ちがパンクで髪の毛が尖っているアコーディオン弾きなどがいる、全員集まると華やかな音楽隊的なバンドメンバーでスカコアパンクを演奏する。インパクトは確かにある。「おっぱいの歌」か〜なるほど。不得意。(汗)MCをはじめると「はよ歌やれやれ!」とブーイングが起こる。革ジャン連中の怒涛のツッコミは激し過ぎた。これが日常だと辛いな〜。シンヤが「ひぃ〜、パンクファンは怖い!次はラフィンノーズ!」

と言って締める。いよいよ!

 

3.ラフィン登場!!!

ラフィンの出番である。
福岡は毎年来ているラフィンだけれど小倉は前回の小倉WOW以来の様だ。チャーミー曰く4年振りとの事で、割と久しぶりな小倉公演に来た感慨が一塩なのだろう。この手の激しいライブは1時間半が普通だが、ラフィンは30曲越えが日常。前回ワンマンは三時間だった。今回、2時間(前座入れると4時間半。)楽しくて時を忘れる。体力的にはキツイので途中、チャーミーも休むし、僕らも休む。休まないのはポン、キーヤン、リナの三人、頭が下がる。

ステージに上がるなりチャーミーのキレのある動きで空気が変わる。1 Pintの時は激しく恫喝していた革ジャンリーゼント集団も聴き入る。流石、若者がドセンで激しく拳を突き上げ、一緒に歌う、チャーミーも暫しマイクを観客に向ける。始まったばかりで熱唱、一曲目から合唱。ラフィンの真骨頂はどの曲も観客と一緒に歌える事。どの歌も盛り上がるにはもってこいなナンバーなのだ。「俺たちは悪いけど30年くらい先を行っているからさ。」と言って、颯爽と新曲をやる。もう、やたらヘヴィーでカッコいい!

「小倉!小倉!俺が倒れるか、お前らが倒れるか、勝負だぜ!」

本当にこの熱さったらない。チャーミー最高だよ。続いてポン!

「この日曜日と言う貴重な時間を、家族との時間を犠牲にして、奥さんも、子供達も捨て、お集まりの起こしの方々、何を言っているかいまいちわかっていないけれど・・付いて来いよ!」相変わらずの酔っ払いのポン!だ、最高だ。そしてキーヤンのドラムにリナのギターが良いんだな。チャーミーが「今のメンバーが最高なんで、二枚組のCDをこのメンバーで録り直ししました。じゃあ、次!」って、最高だろう。年なんて感じさせない。

パンクってノリだし、反社会的な一面があるんだけれど、ラフィンはそんなものより、勝手に楽しめ!型なんていらねぇ、楽しめるか楽しめないかだ!俺たちは好きでやっているだけで、お前らはお前らで勝手に楽しめや!。そんな飾らないラフィンのライブはすきだ。

近づいていっても離れていってしまうし、目を合わせようとしても決して目は合わせてはくれないが、勝手に楽しんでいると笑顔で近づいてくるし、タッチもしてくれる。着ている服はGENERATION X TEE。どれだけ使っているのかわからないくらい使い込んでいてプリントも薄くなっている。頭には包帯、足には履き潰した感じの白いコンバース。歌う時は柵に足を掛けて前のめりで歌う。一体どこからこのバイタリティが湧き出てくるんだろうか。今日のライブの最前ドセンには車椅子の観客がいる。観客は彼を守る者と御構い無しに突撃してくる者とで物凄い状況になっている。車椅子の彼はそんなことも関係なしに首を振り、手を伸ばす。チャーミーも喜んで何回もタッチする。こんな機会車椅子利用者には巡って来ないよね。

途中、一度下がって観客からアンコールの声とゲット、ゲット、ゲット、ザ、グローリーのコールが沸き起こる。革ジャン連中は「おめえらも叫べ!」とやたらまくし立てる。かなりやばい剣幕だ。北九州だからしょうがないか。

チャーミーは出てくるなり「二部構成だからさ。」と恥ずかしそうに詫びる。衣装は白いジャケットに安全ピンが3つ。TEEは今回販売のレインボーカラーのTEEだ。Get Get  Goalから始まって、そこからGet The Gloryまで突っ走しる。

小倉の客入りはさほど多くはなかった。でもそんなことは関係ない。革ジャン軍団には辟易したが、そんな割とアウェイな中でいつも通りの熱いライブをしてくれたラフィンには感謝しかない。ポンは熱くなるとワイシャツを脱ぐのだが、今回は脱がなかった。寒かったか?やはりワンマンだな。次はワンマンに行こう!

地元に来てくれたのは良かったし、やはりワチュロウパーティはいつきても最高だぜ!

最後はこの曲で締めよう!Get! Get! Get! The Glory!♪

 

f:id:tak4ree:20181031084612j:image