首振りDolls 真夜中の徘徊者-ミッドナイトランブラーリリースツアー!

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首振りDolls

Midnight Colors Tour 2018

5月27日

西小倉 LIVE SPOT WOW

 

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1.ライブ前

JR鹿児島本線西小倉駅を降りたロータリーの東側にあるLIVE SPOT WOWが今日の現場だった。会場は最大300人収容できる箱だが、物販を小倉FUSEの時のように会場後方に設営しているため、約半分くらいのキャパになっている。最近ではクロフェやコルレもここでやっていた。その時は一階が物販で二階は全部ピットだった。開場までの待ち時間に首振りDolls御用達のホットドッグ店、サンドッグに入る。間口1間半の奥行半間という店内に堂々とDollsのポスターが貼ってある。そこで今月のイチオシ「ジャーマンドッグ」を注文して食べた。ジャーマンドッグの中に入っているマッシュドポテトとバンズのサクサクな食感が美味くて病みつきになりそうだ。流石、地場の美味しいも長けた北九州のバンドだ、感心する。地域一丸となって相乗効果でのし上がろうとする様は共感を覚える。

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2.入場

今日も一緒に首振りDollsを観る、北九州メイト会のRYO-CHINさんともここサンドッグで遭遇した。飲食を終えて、会場に戻るとライブに参加する連中が集まり始めていた。黒っぽい衣装を纏う人たちがじわじわと溢れてくる。明らかに女性率が高い。同じメイト会のキーメタルさんは「ベビメタとは対極をなす客層だなぁ。」と言っていたが、正にその通りの客層だった。開場10分前から整列、チケ番順に並ぶ。スマチケだと整理番号になる為、通常チケットの後になる。スマチケは便利だけれど、入場順を気にするようになるならそろそろ通常のチケットに変えないといけないかな。スマチケの意外かつ最大の欠点を垣間見た気がした。ワンコインと引き換えに入場して二階に上がる。なんと物販で買う予定だったツアーTEEは既に売り切れていた。流石、メジャーの全国区、やむを得ない。苦虫を潰してライブに集中することにした。

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3.ライブ!

ライブはドセン五列目にいることにした。RYO-CHINさんは下手二列目、ジョンさんの前を確保、キーメタルさんとZUMISANは下手後方からのスタートとなった。前は当然のことながら首振り人形たちの住処となっていた。五列目とは言え、皆んな背が低いので余裕でNAOのドラムセットが見える。ジョンのマイクに掛けたタオルもね。白いバックドロップには首振りDollsのロゴが映し出されている。

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ライブのオープニングで流れたウルトラQっぽい古めかしい映像は単に古めかしいだけではないセンスを感じさせる映像だ。ライブの間中、バックドロップに演目がアルバムジャケットのアートさながらにぐるぐる蠢く。「ああ、サイケなんだな~。」これはVJとしてTRASH ART WORKSの福田哲志さんが仕掛けている作品だ。クオリティが異常に高くて上がる。前半はインディーズ時代の曲で攻めまくる。「菊の変」と名打たれたバックドロップの前で、NAOが菊の花束を食べて吐き出すパフォーマンスをする。NAOの語るMCでも、この演技にしても、物凄い重くのしかかる狂気が感じられる。物凄いポテンシャルだと感じた。そこから始まる鏡地獄は鳥肌モノだった。

その後、首振り第四の男、アルコヲルクラブのRAKUカワサキが登場し、ツインギターで「ニセモノ」をやり、そのままファーストアルバム、真夜中の徘徊者の集中砲火を僕らに浴びせる。そしてやはり地元北九州で聴く「煙突の街」は格別なものがある。そして首振りDollsと言えばなんと言っても「ロックンロール」だ!NAOが歌う「ジョニーのギターが聴きたいか!」でジョニーが外して「カワちゃん!のソロが聴きたいか!」と振り、続いて「NAOのドラムが聴きたいか!」と二度も外す。そして三度目の正直ジョニーがピットに降りてくる。恒例の首振り人形のバンギャに肩車されての練り歩く。これがあるから首振りDollsのライブなんだな。

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4.アンコール

アンコールには次のライブ「Jumping the Head Night」の告知映像が流れる。この対バンシリーズは昔からやっているもので、懐かしの「アースマンのテーマ」につながる。

2回目のアンコールには地元北九州の大御所ザ・ルースターズの「どうしようもない恋の歌」が演奏される。このツアーはメジャーデビューアルバム「真夜中の徘徊者-ミッドナイトランブラー」のリリースツアーであり、このアルバムタイトルはルースターズのイベント名称だったとNAOが話していた。そう言えばザ・ルースターズの初期はまるでストーンズだったわけでなるほどね。ストーンズからの引用ではなかったわけだ。

「最初から!」コールがまた響き渡る、まさかまさかの三度目のアンコール!最後にもう一度「ロックンロール」をやる。RAKUカワサキとジョニーの対決がピットである。もう少しサークルが広ければジョンさんも中に入れたのかな?って思ったりもしたけれど、本当に至福な時間だった。3時間近いライブでKissの「ゴッド・ゲイヴ・ロックン・ロール・トゥ・ユー」を4回聴いた。最後はジョニーさんがピットで両腕を振り上げた。僕の前に観客に混ざってのエンディング。これぞ!ライブバンド首振りDollsの醍醐味なんだなぁ。すっかり魅了されて会場を後にする。本当に首振りDollsは僕らを近い将来玉ねぎの下で行われる独演会に連れて行ってくれる予感がしてきた。振り落とされないようにしっかりと捕まってないといけない。最高だぜ!首振りDolls!次のライブが楽しみだ!

 

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Set List

ティーンネイジ(首)

金輪罪(金)

ピンクの実(ピ)

蜃気楼(金)

赤ヰ猫(ピ)

被害妄想

少女地獄(色)


籠の鳥(首)

白糸(首)

菊の変

鏡地獄(首)

コールガール

野良犬のメロディ(イ)


首振りDolls with Rakuカワサキ:

ニセモノ(首)

境界線(1)

切花(1)

Wanted Baby(1)

夜の衝動(1)

渇いた雨(金)

煙突の街(1)

浮氣夜(1)

悪魔と踊れ(1)(色)

サンドノイズ(1)

イージーライダー(1)(イ)

ロックンロール(1)

月明かりの街の中で(1)


encore1:

Jumping the Head Night

タイムマシーン(首)

環境戦士アースマンのテーマ


encore2:

どうしようもない恋の歌(ザ・ルースターズ カバー)


encore3:

ロックンロール(1)


凡例

(1)ファーストアルバム「真夜中の徘徊者-ミッドナイト・ランブラー」収録

(色)シングル「色子」収録

(イ)シングル「イージーライダー」収録

(金)シングル「金輪罪」収録

(ピ)シングル「ピンクの実」収録

(首)アルバム「首振り人形症候群」収録