首振りDolls 楽しいお別れがしたい! ああ!ジョン小倉最終公演!

TRASH ART WORKS SILKSCREEN POSTER EXHIBITION 2018 

KUBIFURI DOLLS DESIGN

2018.12.15

小倉CHEERZ

 

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1.会場到着から開場まで

朝も早よから興奮気味に会場を訪れる。快晴!良い朝だ。今日19時から始まる展覧会&LIVEに参加すべく小倉CHEERZに来た。当然12時間も前に来たって、店どころかビル自体が開いてない。そりゃそうだ。

それから2時間後に行って撮った写真がこの写真たち、アホや。(笑)

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結局、それから昼飯を食べてから会場に戻ると一番乗りのミニさんがいた。それからカントク サトシさんが来られて今日の展覧会のことを聞いた。ミニさんが常連中の常連だから割と真面目に話してくれたようだ。 


Q.ジョンさんが脱退しますね。

カントク「ジョンの発表があまりにも突然だったからね、他の仕事そっちのけで来ているから、仕事が遅れたよ。キングとの契約以降、安定していたから、まさかの発表だった。NAOと学生時代からの仲だったしまさかって感じだったよ。」  

Q.シルクスクリーン作品にNAOやジョニー単独の絵がありますが、ジョン単独の絵はないのですね。

カントク「ジョンが嫌がるから無いんだよ。そうじゃなかったら描いてるさ。だからジョンは三人の絵になってしまうんだ。」


結局、あまりにも突然の脱退発表は関係者にとっても突然で引き返す事のできないなものだった。


Q.26日のキースフラックが最終になります。ジョンの最終公演に何かされますか?

カントク「ジョンは普通にやって終わりたいって言うんだ、だから普通なライブになるだろうね。」


この脱退に関してはジョンの強い意志がそこに働いているようで、関係者一同、それ以上のことは何一つ語たることはなかった。

とは言え、今日のライブのようなことはアドリブで起こるんだろうな〜ぁ。


カントクさんは15時になっても開かないCHEERZと届くはずの展覧会の絵が届かないことにかなり焦っていた。


カントク「最悪、宅急便の紺屋町店まで取りに行こうと思ってる!(苦笑)緊張しすぎて寝れてないし、今日のイベントはどうなるのかわからない。(爆)」

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そうこうするうちにCHEERZは開いて、関係者も順次到着する。宅急便も届いた。
その後、ミニさんの連れの方々や水連さんらの広島からのグループが次々に到着する!今思えば、良くあの女子グループにうざい男が混じったなと思ったが、話がめちゃ楽しくって時間はあっという間に過ぎていった。本当か?(笑)


それにしても長く、寒い階段室の中4時間半もの時間良く耐えた、本当に寒かった。漸く漸く18:30となり中に入ることができた。場所は間口が狭く六人しか並べない最前の下手、ドラム&ボーカルNAOの真ん前だ。手を下手に伸ばすとドラムセットに当たる距離感。実は8月25日の首振りDollsのスキッゾイドマンとの対バン公演の時も早くから並んで、最前で観た。なんと小倉CHEERZでは初参加から二度に渡り最前で観ることになったわけで、特別な場所だなぁと思う。

 


2.開場からライブペインティング

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さて、場所を確保してからは飾られたシルクスクリーンを見る。まずはDJ TEPPEIの音楽とMCの中、TRASH ART WORKSのカントクことサトシさんによるライブペインティングが行われた。話には聴いていたけれど、初めに描いている絵と最後に出来上がる絵とはまるで違う。書き出しはスカルヘッド。描き終わりはNAOという、絵をこれだけ短時間に書き上げる事の凄さとエンターテイメントとしての面白さがそこにあった。僕はその筆運びをみながらハンバーガーを口に頬張った。花より団子か!(笑)

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3.首振りDolls ライブ

なんせ20:00から20:30が首振りDollsの演奏時間だという。30分って・・そんな短期決戦的なライブとして始まったが、結局、バータイムも使って、割としっかりしたライブだったように感じられた。アンコール1回目でジョンからの脱退の挨拶があり、その後「イージーライダー!」。アンコール2回目はジョンの「粉雪」熱唱となる。締めは恒例のキッスの曲、今日三回目で最後はジョン1人で締めた「God Gave Rock And Roll To You」、最高だった。


God gave rock'n'roll to you,

Gave rock'n'roll to you

Put it in the soul of ev'ryone


神はロックを授けてくれた

ロックを授けてくれたんだ

皆んなの想いを乗せたロックを!


God gave rock'n'roll to you,

Gave rock'n'roll to you

Save rock'n'roll for ev'ryone


神はロックを授けてくれた

ロックを授けてくれたんだ

ロックを皆んなの為に残してくれたんだ


ジョンのハートの中に地元小倉のロック魂が届いたかな?最高のライブだった。きっと深く突き刺さったと思う。きっとね。

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セットリスト:

ニセモノ

嫌ダ!!

首輪

蜃気楼

悪魔と踊れ

ロックンロール

タイムマシーン

encore1:

ジョン、脱退挨拶

イージーライダー

encore2:

粉雪(ジョン)

 

 

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4.アルコヲルクラブ ライブ

NAOが言うようにさっきのジョンによる最高のエンディングからアルコヲルクラブのライブに繋げるのはハードランディングでかなり厳しくて、グダグダ感が終始付き纏う。まあ、そんな飾らないアコースティックギグがアルコヲルクラブたる所以。前回8月24日にMR,LEFTY'Sでのライブを観たけれど、セトリはほぼ同じだった。基本的に首振りDollsのおとなしめの曲とカバー曲をアルコヲルクラブではツインのアコースティックギター演奏する。NAOは真っ黒な衣装に身を包み、マイクの前に立つ。超絶細い。女性以上に女性な出で立ちにうっとりする。ジョニーはNAO曰く「大学四年生の先輩でこんな奴いた!」さわやかな水玉模様のスッピンで、中々良い感じだ。またもう1人のギターのカワちゃんは大分酒が入っていてグダグダの元凶となる。

そんな三人のキャラが面白くて酒がすすむ。

NAOさんの声の良さが引き立つギグだった。


セットリスト:

罪と罰椎名林檎カバー)

少女地獄

切花

嫌んなった(憂歌団カバー)

ロックンロールウィドウ(山口百恵カバー)

ルイジアンナ(キャロルカバー)

 MC

タイムマシーン

 

 

 

Crossfaith! 胸熱なソールドアウト公演!

Crossfaith World Tour2018

(後編)

Guest: 10-FEET

2018年12月9日

 

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3.Crossfaith登場!

10-FEETの、余韻が残る中、観客の入れ替わりがある。10-FEETファンの京都大作戦TEEの一団は休憩に下がり、変わってクロスフェイスTEEの面々がピットエリアにどっと押し寄せる。暗転したステージの奥には「EX_MACHINA」のバックドロップが怪しく光る。このアンドロイドが、さも息を潜めた刺客のように我々の行動を監視しているかの様にも見えた。いよいよクロスフェイスのライブに突入する。

 

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暗がりの中、ステージ上は10-FEET機材の解体、クロスフェイス機材の組み立てが忙しく行われている。スピーカーから何から全て入れ替えだから、相当に骨の折れる作業だ。そんな中、TeruのMIDI機材がいち早く据え付けられてスイッチが入る。開演までのカウントダウン・プログラムが始動した。


「Live Starts 20 minutes・・」 

Tatsuyaのやたら背の低い真っ黒な太鼓セットが据え付けられる。かなり異様だが、見通しは良さそうだ。太鼓のサウンドチェックが始まる。

 

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「Live Starts 10 minutes・・」 

会場も密度が増す。どこにいたんだとばかりの観客がピットを圧縮する。10-FEETの客層と違い、全身真っ黒な連中が暗闇を前に進む。

 

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「Live Starts 5 minutes・・」 

機材設置とサウンドチェックはとうに終わっている。後はこのカウントダウン・プログラムの終了を待つだけ。BPMが加速して、超高速化する。もはや音の単なる反復運動となりノイズと化して最後にSUB DROPのドゥーン!という重低音が会場に音波として響き渡る。その瞬間に客電が落ちて大きな歓声と共に其処彼処からのハンドクラップの坩堝となる。そして「Deus Ex Machina」が始まるとステージにバンドメンバーが現れる。


Hiro、Tatsu、Kazukiと登場し、Teruがお立ち台で観客を煽る。そしてKoieが真ん中のお立ち台の上に身を乗り出し気味に立ち、大旗を振る。真っ暗でまるで見えないが、前の方では歓声が激しくなり、僕らも興奮して堪らずさけぶ。「ウォー!」

「カモーン福岡!カモーン!」

水でも被ったかのように汗だくのKOIEが叫ぶ。激しく観客を煽るTeruが跳ねる。

お立ち台に立つダブルヴォーカルにスポットライトが当たり、リミッターを振り切った超ハイテンションのMCが暴走する。

「行けるか!福岡!。福岡!かかって来いよ!」

 

4.また一歩高みへ!

攻撃的な掛け声がKOIEの代名詞。それ自体は変わらないが、表情は思いの外、穏やかだった。なんと言っても、ソールドアウトしたんだぜ。前回のNew Age Warriors Tourはソールドできなかった。あの悔しさが、ここで成就したかのような清々しさだ。福岡DRUM LOGOSでKOIEはその時「悔しい!」と語っていたから感激もひとしおだろう。嬉しさが全身から溢れ出ていた。

畳み掛けるかのように猛烈な勢いの楽曲が続き、引っ切り無しにサークルができる。一曲で5mくらいのサークルが三回出来る。その度に起こるウェーブのような圧縮。想像を上回る高速回転にゾッとする。力余ってんな〜ぁ。飛ばすな~ぁ。このテンションで最後までいくのがクロフェだから、やりすぎると身が持たない。モッシュでも中には手や足を振り回す喧嘩モッシュする者もいて要注意だ。そんなこんなでなか中々中には入れない。「Dx Overdrive」が終わったあたりで暗転し、バンドは一度バックステージに下がる。再びステージに戻って来るときには皆、片手に各々ウィスキーやバーボンを持ち、ラッパ飲みしながら戻ってくる。観客にも浴びせかけるから会場中が酒の匂いで充満する。すると突然、ペットボトルがステージ上から飛んでくる。「振る舞い」なのか「暴挙」なのか、空中に高く投げられたミネラルウォーターが、観客を急襲する。一瞬ひゃっとしたが、見事なまでのキャッチで再び時が動き出す。若さあふれる強者が集まっているから毛頭問題ないのか?みていてヒヤヒヤしたが、過ぎて仕舞えば忘却の彼方となる。お立ち台に座ってビール片手にKOIEのMCがはじまる。

 

「福岡はトライアングルや振替公演で結構きているんで久しぶりではないんだけれど、こんなに集まってくれて素晴らしい!ありがとう!」


珍しく上機嫌なKOIEが、嬉しそうに話しを続ける。


「今日は対バンに漸く10-FEET をお迎えできました。ちょっとしゃべっていい?10-FEETと最初に会ったのは 、タクマさんに京都大作戦に出たいって逆オファーの電話をしたのが最初で、その前にロットン・グラフィティーのN∀OKIくんにタクマさんを紹介してもらって、タクマさんに「わかった、気持ちはわかったから・・」とうながされて・・、その電話からクロスフェイスが京都大作戦に出るまでに5年間がかかりました。(爆)それくらいあの丘は高いのだと思います。だからこの対バンも決まった時から楽しみで楽しみでしょうがなかった。」

 

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「それとさっきタクマさんが10-FEET のライブでもクロスフェイスのTeeシャツもダイブしてくれると嬉しいって言ってたけれど、俺たちも京都大作戦のや10-FEET のTeeシャツのお前らがダイブするのは大大歓迎です!(拍手)

 

じゃあここで今日のライブの成功、このツアーの成功を祝ってこのビールを開けたいと思います。(マイクを缶ビールの口に近づけて)カッチッ!おー!大歓声の中、

「ASAHIさん、CMオファー待ってます。(笑)」


「福岡!行けますか!今日はあの人らをこえていかねばならんのだ!Ready Go!」

 

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128BPMの「Make a Move」がはじまる。これだけノリノリでMCをするKOIEは初めてなのでちょっとじーんとした。

 

5.メルクマールな福岡DRUM LOGOS公演!

大阪から飛び出して、初めて来たのがここ福岡だから、あの下積み時代に感じた想いが溢れ出ていた。ラパンに乗って徹夜で走ってライブに明け暮れた日々、辛く、楽しいあの時代があってこそ、今日の喜びに繋がる。クロスフェイスはまだまだ大きくならなきゃいけないけれど、それにしても、この福岡で1,000人を超える観客を集めることは困難を極めるのだ。そりゃあ嬉しいよな。

 

「今日はこんなに集まってくれて本当にありがとう!」

 

この幾度となく繰り返される言葉に全ての想いが詰まっている。次のワンマンはZepp福岡だ。また一段ハードルがあがる。そんな万感の想いは観客にも充分に伝わっている。黒髪をわさわさと振り乱しながら答える。10-FEET では無かったヘッドバンギングでその想いに答える。相変わらず今日はサーフが多いが、それ以上にこのベッドバンギングでうめつくされたロゴスは圧巻だった。福岡でこれが体感できるなんて、まるで夢でも見ているかのようだった。

 

そうかと思えばダンスミュージックを押し出してくる。ダンスも確かに面白いが、僕はやはりこのヘッドバンギンググラインドコアなクロフェが好きだ。最近、グロウルは減っているが、激しさは増してきている。このまま僕らを新しい世界に連れ出してほしい。今、日本を代表するヘヴィーメタルバンドはクロスフェイスなのだから。次はZeppかぁ!ロゴスは卒業かなぁ。ほんま、胸熱で圧倒された。ありがとう、クロスフェイス!。やっぱ、最高だわ。また来年!


Setlist:

Deus Ex  Machina

Catastrophe

Destroy

Dx Overdrive

Make A Move

Inside The Flames

Wild Fire

Jager Bomb

Mile Stone

Scarlette

freedom 

Day Break

 


encore:

The Perfect Nightmare

Monolith

10-FEET サーフの嵐で蜃気楼、福岡大作戦!!

Crossfaith World Tour2018

(前編)

Guest: 10-FEET

2018年12月9日

 

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1.まずは10-FEET

 

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12月になって一気に冷え込みが襲ってきた此処福岡DRUM LOGOSにCrossfaith10-FEETがやってきた。こんな機会があるのだろうか?前に見たSiM × Wanimaを思い起こす。組み合わせとしてはあまりにも違う二者であり、それ故に非常に興味深い。クロフェの新作「EX_MACHINE」は個人的に好きなアルバムで、だからこそ此処に来たのだが、完全にインパクトは10-FEETに持ってかれてる。一体何に僕は引っかかったのだろうか?皆目分からないけれど、とにかくハマった。ワクワクが止まらないライブだった。

今一つ言えるのは「タクマの声は心に響く!」と言うこと。そんなタクマを待ち構える学生たちが華やかな京都大作戦のTEEシャツを着て笑顔でダイブしている、この狂喜なのに心が躍る空間にはそう簡単に巡り会うことはない。福岡のティーンらと10-FEETとの激突!この最高の出会いに立ち会えた僕はラッキーだった。さあ、ライブだ!

 

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2.10-FEET開演!


10-FEET の登場SEはスターウォーズのテーマだった。めっちゃ余韻なく、いきなりタクマの


「よっしゃ、はじめようか!」


の一言で始まった。飾らないな。


そしていきなり観客に挑戦状が叩きつけられる。


「福岡!おまえらがどんだけいい感じで今日クロスフェイスのライブに来たか、わかりやすい感じで見せてくれ。いい感じでクロスフェイスにバトンを渡したいからよろしく。」


そんな言葉を聞いてなのか、いつも通りなのか、観客は肩車で10-FEET のタオルを掲げたかと思うと、いきなりサーフで切り込み部隊に変身する。なんじゃこりゃ、サーフが嵐すぎて大渋滞してる。手の上げ方とかリズムとか、こんなの見たことないくらい、もうめっちゃバラバラなんだけど、とにかく機敏で、とにかく熱い。若いってこういうことなんだろう!熱気ってこれを言うんだ!立ち昇る水蒸気、これは流石に真似できない、掛け値無しの声援で、もうはじめっから感無量!なんちゅうバンド、なんちゅう観客達なんだろうか!なんか此処にいるだけで、胸が熱くなる。そんな時、更にタクマが葉っぱをかける。


京都大作戦とかのTEEシャツ、いっぱい飛んでくるんだけど、クロスフェイスのTEEシャツがめっちゃとんでくるとか、ライダースがめっちゃとんできたら嬉しいんですけど!(笑)」


この掛け声でサーフが倍加する。ありえない、これ屋外フェスじゃなくて、屋内だよな~。ロゴスの箱の幅いっぱい、隙間がないくらいにサーフで転がるガキだらけだ。熱い熱い福岡の見たこともないような光景が目の前に広がる。いつしか観客の黒い頭がカーペットに見えてくる。錯覚とは恐ろしい、このパワーは半端ない!みんなめちゃ楽しそうやん。


「MCやろうと思ったけど、お前ら凄いかんじやしどんどん行こか。どんどんいこうぜって曲やります。」

 


一曲毎に入るMC。バンド毎にMCのあり方は違うけれど、10-FEETのMCは今までで最高にイカしたMCじゃないかな。けしかけるわけでもなく、同調を促すわけでもなく、自然体に実直。かっこ悪いことをわざと見せつけて、そんなリアリティに取り憑かれる。かっこつけへんところがめっちゃ活かす。


「マジでクロスフェイスTEEシャツいっぱい飛んでくる。(爆)」


こんなお笑いのような MCは初めてで笑う。でも絶えず繰り出す牽制球がまた熱い。


「おまえらスニーカーとかで平気であびせ蹴りくらわせているけど、セキュリティ舐めんな。セキュリティは一曲で1人10人は受け止てる。ライブは一曲じゃないから、10曲やったら何人受け止めていると思う?(笑)フェスとかで考えてみいよ、1日1人500人とか受け止める日常ってどんなんか考えてみろよ・・。だから何が言いたいかと言うと、おまえらもっと来いってこと。(爆)」


こんな意味があるんだかないんだかよく分からない話も、10-FEET の良い味となっている。こんなボケかました後に素晴らしいメッセージをさらっと繰り出すのもまた魅力。


「決めるときはキチッと決めること。人の言葉は人生を変えてしまうくらい大切なものだから、此処ぞという時に勇気ある一言が言える男と女になってください。」

 

そしてついに最後の一曲。
行こう!ラスト。乗り越えよう、諦めんな!

おまえらとずっと一緒にはいられないし、飲みにも行けないけれど、またここにちょくちょく戻ってくるから、一緒に行こう。」


「クロスフェイスに繋げようぜ!」


熱くなりすぎて本当に蜃気楼が現れそうな水蒸気で目の前が霞む。これだけ熱いライブを見せつけられたら、ちょっとクロフェと言えども、プレッシャー激しいな。この丘を超えるのはかなり難しいぞ。いやー、ワンマン観てみたい!そんな素晴らしいバンドやった。

10-FEET 最高やった。

 

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セットリスト


1 size FITS ALL

VIBES BY VIBES

蜃気楼

Goes On

太陽4号

RIVER

ヒトリセカイ

その向こうへ

 

後編へつづく!

BAND-MAID お楽しみ満載の熊本凱旋公演!

BAND-MAID World Domination Tour 2018-2019

2018.12.01 熊本 B9 V1

 

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僕にとって熊本は昨日の福岡から続けて二連戦目の公演だ。だからいろいろと比較してしまう。何となく淡白に感じた福岡はどうしてなのか?って考えていた。多分バンメにとって福岡はヨーロッパツアー帰国直後のライブであり、ちょいぎこちなさが目立ったライブだったからじゃないかな。彩姫は「海外でMCをやらないよ!小鳩がやるから彩ちゃんMCは久しぶりなんだ〜」と言っていたし、緊張していた、珍しく「歌詞飛ばし」というハプニングも発生。笑顔で切り抜けたからそれは凄く良いものを見たって福岡の良き思い出になったけれど、こんなこと自体珍しい。クールな彩姫がね〜!初めて観た!今思えばバンド全体的に帰国初日のぎこちなさがあったのかも知れない。そして迎えるは今日の熊本。なんて言ったってくるっぽの地元だから、きっと何かがある。9月の広島公演に比べて福岡は淡白だったので、やはり熊本に期待がかかる。僕らにとっても熊本は非常に特別な場所だ。もうすでに僕にとって熊本=BAND-MAIDになっているわけだからね。

 

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熊本は今年3月のハッピージャック以来で、やっぱり僕のお目当てはバンメだった。だから当然ご帰宅の為に熊本まで行く。博多から新幹線で40分だからあっという間、めちゃ近い。熊本駅からは市電に乗ってB9に行く。春に比べて熊本城の天守閣が光り輝いている。屋根を葺き替えているのかな。復興はまだまだ始まったばかりで手付かずな場所だらけだけれど、着実に進んでいる。僕にとって熊本との接点はなんと言ってもBAND-MAIDなのだ。今、熊本と言えば「くまモン」だけれど、いずれは熊本と言えば「小鳩」「BAND-MAID」になるのかな。そんな野望を隠さず熊本愛を語るくるっぽを見ていると頑張れる。がまだせるんだよな。もう熊本にとってかけがえのない存在なのだ。

 

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さて昼前に到着した。今日は単独B9のV1だ。見たところあとひと押しでソールドアウトと言う惜しい状況。その後一押しが九州では難しい。福岡も同じだから九州自体、市場としてはまだ未開拓感が強い。こんな感じで手強いからか。最近の中堅バンドには牽制されガチ。バンメのように地元!と言って勇んで来てくれるバンドはそうそういない。だから有難い。なんとしても盛り上げなきゃって思うよね。

ライブ中に小鳩がこんなことを言ってた。

小鳩「ここにいるみんなが布教して友達一人信者にしたら、次はV1で2daysが出来るっぽ!小鳩たちも2日間熊本に来れるっぽ。みんなに2日間会えるっぽ!」

確かに、そうかも知れない。がんばらなきゃ!(笑)

 

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今日は土曜日なのでスタートが早い。18:00スタートだ。会場のV1はドラムロゴスよりは小さくて、幅広な会場だ。福岡もそうだったが、下手からドセンに向かって斜めに大きくお嬢様エリアが取られていてピットのメインは上手から中央までが通常のピットになる。昨日は下手で大人しく観ていたので、今日は上手で暴れて来ようと思いみんちょの前からスタートした。そこにはゾンビさん、ネコさん、マナさんがいた。僕となかSYさんは5列目くらいで観る。基本的に僕はmisa推しだから上手に来ることはないのだが、今日はみんちょも見てみたいなぁと思っている。それは昨日の福岡で後ろから彩ちゃんに抱きしめられたみんちょが脱力してギターから手を離して蕩けた瞬間を見逃したからと言うことが関係していたかどうかは不明。(笑)

 

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SEはコールドプレイの「ゴースト・ストーリーズ」昨日のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとはうって変わって静かな音楽になっている。18:00ジャストにショーが始まる。みんちょが仕切っているから遅れるはずもなく、オンタイムではじまる。

 

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一曲目は「DICE」だ。今作World Dominationで一番好きな曲だ。ベースが光る最高の曲だ。一気に沸点に達したかのような盛り上がり方に、盛り上げる掛け声を言う彩ちゃんも、その必要がないわねといわんばかりの笑顔と頷きを繰り返す。安定の曲群を歌った後に漸く挨拶が入る。

福岡では一言で終わったMCが長い。

「おかえりなさいませお嬢様、ご主人様。Welcome Back Home Master and Mrs.」と英語で言う。大盛り上がりの会場とは裏腹に、彩ちゃんがディスる。「お前海外から帰ってきてかぶれてるなぁ。」思いがけぬツッコミに会場は大爆笑。それでも熊本愛を、嬉しさを語りまくるっぽの笑顔ににはやられる。テンションが100倍くらい福岡とは違うんじゃね。(笑)

ちょっとしたMCに地元熊本感が滲み出ている。「Domination」の後にBrand New Maidから「Look at  Me」が続く、今日のセトリはレア曲で溢れる予感。インストの後に彩ちゃんが言う「小鳩スペシャル」が始まる。New Beginingからの「Beauty and the Beast」、Just Bring itからの「Time」、そしてWorld Dominationからの「Rock in Me」と小鳩レパートリー曲が続く。本当に小鳩スペシャルは圧巻だったね

 

彩姫「小鳩の地元だから全部やっちゃえばいいじゃん。」

 

って言うことで今回の変則セトリができたみたい。

彩姫「おかげで彩ちゃんが4曲も暇して二階でみていたって。」

思いがけぬ一言に会場は爆笑したね。

 

この後恒例の彩ちゃんの質問コーナーが、あった。おっと思ったのはこの質問。

Q.今一番対バンしたいバンドは?

A.Crossfaith。SiM。

間髪を入れずにクロフェ!なるほど、バンメには丁度いい相手かも知れないな。

この質問コーナーが終わると小鳩への熊本サプライズ!がはじまる。あーちゃんと彩ちゃんが「くまモン体操」を踊る。

https://youtu.be/sBBZop5j6D0

小鳩曰く、「6年間活動しているけれど、これほど彩ちゃんが笑顔になったのは初めてみた

。」と言う、ましてや踊るところなんて見たことないって。みんちょがあーちゃん、「ドラム叩いている時より輝いていたって。」ステージ上の興奮はとどまることを知らない。そこで彩ちゃんが

「おまじないやるんだろ。早くやれよ。」って。本当に良き仲間だこと。

 

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結局、小鳩のレパートリー全曲披露後もBrand New MAIDからの「Order」があったし、熊本は完全に特別なセトリで進行して、めちゃ楽しませてもらった。

熊本最高過ぎたね。完全燃焼した!ありがとう。

 

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セットリスト

01  DICE

02  THE NON-FICTION DAYS 

03  モラトリアム

04  REAL EXISTENCE

05  CARRY ON LIVING

06  ALONE

      MC(くるっぽの挨拶英語)

07  DOMINATION

08  Look At Me

09  Take me higher!!

10  みんちょピアノイントロ~Start Over

11  みんちょピアノイントロ~Day Dreaming

12  ANEMONE

13  Freedom

14  Glory

14  Onset(INSTRUMENTAL)

小鳩スペシャ

15  Beauty and Beast

16  Time

17  Rock in Me

     MC 彩姫

     彩ちゃん、あーちゃんのダンス

     くるっぽのおまじないタイム

18   Order

19   You

20   Play

21   Secret My Lips

22   Choose Me

23   Don't You Tell Me

 

神風が吹いたジュダス・プリーストのライブを観た!

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JUDAS PRIEST JAPAN TOUR 2018

2018.11.25

岡山市民会館


1.神風に乗って

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天気に恵まれた日曜日の朝、僕はサンパレスでバレエを観ていた。今日はジュダスプリーストのライブがあるのだが、娘の発表会と重なって、岡山とは反対方向の福岡に来ている。半ば諦めモードでサンパレスの席で悶々としていた。当初15時と聴いていた娘の出番が想定外に早まった。これは正に神風だ。神風が吹いた!お陰で14時にはその拘束が解けて大博通りを走る。「これはひょっとして間に合うんじゃね?」急いでバスに飛び乗り、博多駅筑紫口の改札口を駆け抜ける。「14番ホーム、14:19ののぞみ、おっしゃー!」ということで閉まる寸前で飛び乗り、岡山に向かった。乗ってしまえばただ待つだけ。16:08には岡山に着く。夢のような岡山!プリーストin岡山!岡山よ待ってろよ。新幹線はあっという間に岡山に着く。ビッグカメラの前のおかでん岡山駅から1番の路面電車城下駅まで行き、城地下を通って、レンガ色の岡山市民会館に着いた。市民会館の入口の前で円陣を組んでいるのは桃太郎さん、SUGYさんのいる岡山メイト会の面々。すぐわかった!「遂に岡山市民会館についたのだ。クッ~、ヤッター!」

 

2.開場から入場まで

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岡山メイトの面々は地元だけあって午前中から来ているらしい。入り待ちしてバンドメンバーに会ったらしい。皆んなベビーメタルのメタルゴッドTEEを着ている。プリーストのロゴをオマージュした2015年の幕張展示ホール巨大天下一メタル武道会全ピットの時のTEEだ。楽しいね。また神戸で一緒になったKOH2さんにも会った。KOH2さんは場外参戦だという。流石、地元の人は大胆、羨ましい。

ライブは17:00開場18:00開演。開場時間になって入場列はおよそ10分くらいではけた。キャパは1500弱で入場はもぎりのみだ。淀む暇もなく中に吸い込まれていった。全席指定だから並んで入る意味はあまりない。その後も疎らに入場は続く。途中、KOH2さんに缶コーヒーをご馳走になりながらまだ会えていない同士を待つ。ピリカレーさんの到着を待つ。17:40頃、漸くビリさんが会場に戻ってきて再会の握手を交わす。BM神戸、椎名林檎の大阪に次いで3回連続のライブ参戦で再会を祝福する。開演前15分を回ったのでKOH2さんと別れて入場する。

 

3.開演!

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僕のチケット番号は2階の14列目。後方ではあるのだが、会場がすり鉢状に傾斜があるので観やすい。会館の外観はかなり古いイメージだったけれど中はなかなかの立派な造りで驚いた。こんな場所でプリーストが観れるなんて素晴らしいことこの上ない。席について間もなく開演となる。18:00ジャスト!流石だ!

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幕の後ろで「WAR PIGS」の演奏が始まる。言わずと知れたバーミンガムのもう一つの巨頭、プラックサバスの楽曲だ。2015年にこの曲をオープニングで使い始めた際に、ロブはこんなことを言っている。「とってもサバスな邪悪な曲だ。とても恐ろしいよ。でも桁外れな感情の盛り上がりがあって無視できないんだ。これが始まれば俺たちのライブが始まるって気持ちが決まるんだよ。さあ、ビールは置いてステージに上がる時だぞって気分にね。」


https://www.straight.com/blogra/554171/judas-priest-using-black-sabbaths-war-pigs-pre-show-rallying-cry


「WAR PIGS」のイントロが終わり幕が上がる。勢いは正に絶頂と言わんばかりの歓声に包まれながら、「FIRE POWER」のイントロが始まる。上手からイアン・ヒル、アンディ・スニープ、スコット・トラヴィス、リッチー・フォークナーが位置に着く。そして相変わらず両手でマイクを握りしめて顔を隠すかのような歌唱法で登場するロブ・ハルフォード。「FIRE POWER」と言う新しい強烈なアッパーの効いた楽曲と共に戻って来てくれたことには感謝しかない。そしてここにはいない、グレン・ティンプトンも確かにここに宿る。しばしばバックスクリーンに登場するグレン。プリーストが目の前でパワー全開で歌っている。もうそれだけで十分なのだ。

病に倒れたグレンが新作のCo-Producerであるアンディにツアーで俺の代わりをやってくれと説得してこのタイミングのツアーが成立した。グレンのニュースとこのアルバムの素晴らしさからUSチャートも過去最高となった。

くどいようだが、本当に新作は素晴らしくって、これだけプリーストを聴いたのは、「Diffender」か「Turbo」以来じゃないか。だからこのツアーに参加できたことは本当に救われた思いでいっぱい。この後から初期の名作が続く。もうどれもが名曲であり、盛り上がらないわけがない、すごい。よくよく見ると「FIRE POWER」以外2000年代の曲はなく、ペインキラー以外'90年代の曲もない。'70年代から'80年代の曲でほぼセットリストが出来ている。この絞りこみはかなり大胆んだと思う。ロブは一曲毎に袖に下がる。

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「Turbo Lover」の時は袖に隠れて歌っていてでてこないのか?と思ったし、リッチーのギターチューニングがくるってて、ちょっと残念ではあったが、その後は調整されていた。

そして少し意外だったのは新作からの「Rising From Ruins」だ。この曲はライブには少し弱いかなと思っていたが、なんと歌いやすいことか!これは最高なアンセムじゃないか!このオーディエンスの上がり方は尋常じゃない!それにひきかえ「Freewheel Burning 」のロブの放置プレイは凄かった。オーディエンスにサビは全てお任せで、爆音でメロディラインを見失う者続出で、ちょっと微妙だった。そして「Hell Bent for Leather 」でハーレーに乗ったロブが登場する。下手側の会場が真っ白になる。本当に、ロブは下向きで歌うから二階席からは顔がほとんど見ることができない。そのことを気遣ってか、リッチーが終始上を見ていてくれる。手が下がると、手を叩けとアピールする。リードギターなのに、ソロを弾く直前でもなんでも構わず色々な指示をくれて気を使ってくれる。そしてアンディはというとイアンにかかりっきり。イアンは上手後方でただひたすらベースを奏でる。やもすれば孤立しがちなイアンにアンディはちょくちょく近づいては絡んでいる。そしてロブ、そんなリッチーとアンディが弾いているところに手を伸ばす。なんかサイレント映画でも観ているかの様な滑稽さがある。メタルゴッドがお茶目なオヤジにみえた瞬間。ある意味バランスのとれた役回りが出来上がっている。グレンもケンも居ないのに、本気な現役ジュダス・プリーストがそこにいる。


そして恒例となったスコットの「何が聴きたい?」コールで皆んな「ペインキラー!」と叫ぶ。何せバックドロップのスクリーンにペインキラーのアルバムが映っているんだから笑える。そしてあの独特なドラミングがスタートしてロブが入って来る。ロプはハーレイにうつぶせた形で歌に集中する。このハイトーンは凄い。僕らも歌うけれど高音が出ないし、音程が取れないこともしばしばある。ペインキラーはしっかり歌うロブ!やはり生のペインキラーは全然違う。ずっと聴いていたい。会場は暗転して終了する。アンコールを求める拍手が始まると直ぐに客電がついてメンバーが戻ってくる。この速さは今までにない速さだ。そこからは「ヘリオン」、「エレクトリックアイ」、「ブレーキング・ザ・ロウ」ととてつもない名曲のオンパレードで続く。そして本当に最後にアンセム「Living After Midnight」をみんなで大合唱する。


Living after midnight, rockin' to the dawn

Lovin' 'til the morning, then I'm gone, I'm gone

 

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客電が落ちBGMが流れる。なんとQUEENの「

We Are the Championsが流れる。今、劇場公開中の映画「ボヘミアンラプソディー」に合わせたBGMの様だ。何せ客電が付かないから、これはアンコール2回目があるのかと期待して一緒に歌っていた。とその時に明るくなり、ライブ終了となった。


感無量。特に二階席に常に目を向けてくれていたリッチー・フォークナーが印象に残った。スコット・トラヴィスはオモチャのようなセットに挟まれて目立たなかったけれど、最高の笑顔を僕らにくれた。ジュダス・プリーストがこんなに元気だなんて素晴らしい。ありがとう、ジュダス・プリースト!ありがとうFIRE POWER!一生忘れないから!

 

 Is This A Real Thing Which  I See Before Me?

ぼくの目の前で起こっていることは現実なのだろうか。ロブの好きなマクベスのセリフのオマージュから。

 

See You!

華やかな椎名林檎の20年!不惑の余裕!

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椎名林檎 – (生)林檎博’18-不惑の余裕- 

大阪府 (大阪城ホール)

2018年11月3日

 

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神戸でBabymetalを観た3日後に大阪で椎名林檎のライブを観ることになるなんて、何たる強行軍。まるで違う二つのライブをこの短期間で観ることで、どうしても比較してしまう。そんなライブだった。


これ以上ないくらいの快晴。フレー、フレー、日本晴れ♪と高らかに歌ってしまいそうなそんな空の下で開演を待つ。

 

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幕開けはまるでドリムシのボールのようなロボットが画面いっぱいに映し出される。まるでPerfumeを彷彿させるテクノポップなオーヴァーチャーから名曲「本能」に繋がる。椎名林檎はオーケストラピットで指揮をするところからのスタート。

大画面に大写しになり画面いっぱいの大きな文字でMummy-Dとクレジットされる。林檎姫からもMummy-Dと紹介がある大スターMummy-Dと言った派手さで紹介される。ライブがあたかも映画か、TVかみたいに事細かに連動してキャストの紹介がされる。全くクレジットが出てこないBABYMETALと真逆、バックバンドやオーケストラですら、紹介されるわけで、その人材の扱い方に驚きを隠せない。Mummy-Dの魅力溢れるラップと椎名林檎より前面に出てショーを展開するELEVEN PLAY、AI、Bambinakaの艶やかさには脱帽である。ランウェイを颯爽と歩く、ダンサーが単なる引き立て役ではなく、主役、今まさに売り出し中のアーティストさながらにクレジットされる。Mikikoと林檎という二つの類いまれなる強い才能が上手く合わさると、かくも強力なショーが出来上がるのかと驚いた。キレのあるダンスに華やかな衣装、女を存分に魅せる天才との融合で、若き彼女らに惹かれる、いつしか虜となる。


まさに彼女たちを売り出す為のショーと言っても過言ではなかった。大画面にクレジットされるEleven PlayのSAYA、KOHMEN、EMI、KAORIの4人とAI、BAMBIの2人、計6人のダンサーの姿と名前が巨大なスクリーンに大写しとなり、生林檎博のファーストインパクトとして脳裏に焼き付いた。経験豊富な彼女たちだけれど今正に旬、生々しくて初々しくて美しく感じた。一方、林檎は女として自分の失ったものを知り、一歩も二歩も引いて引き立て役に徹する。でもそこに確実に存在しているからこその安心感、それでも十分に示される存在感。このショーで唯一クレジットのない林檎が結局のところが主役であり、熱き視線を欲しいままに集める。僕らはショーを存分に楽しめて、そこから又新しい各アーティスト、共演者の魅力を楽しむ余裕が生まれる、「不惑の余裕」今回の正にツアータイトルさながら。


「東京は夜の七時」で浮雲が登場してのオンステージ!出演者が多数参加するのが物凄い。.「獣ゆく細道」ではエレファントカシマシ宮本浩次は映像での共演だったけれど「目抜き通り 」ではトータス松本がゲスト出演。たった一曲、しかしその重みは半端ない。ランウェイを一周する情熱的なトータスのサービス精神に林檎も笑う。


自分の魅せ方に拘りをもっている林檎の20年の営みが全てショーに反映されていて素晴らしく濃厚だった。転機に遭遇したカリソメの乙女が歌舞伎町の女王としての新しい才能に自分の次を見つけた、そんなショーだった。今回の生林檎博を観て、今のベビメタのショーに欠けている何かが浮き彫りになったと感じた。来年10周年を迎えるベビメタと、20周年の林檎の今が全く異なるアプローチで展開されていることに驚きを隠せない。

 

 

難解至極なダークサイドの2バンドSABATON & BABYMETAL

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BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN

20181031

神戸ワールド記念ホール

ゲスト SABATON

 

1.現地入り

九州とは言え朝はかなり冷え込む。この冬になろうかと言う季節に台風発生のニュースが流れる。よほどSU-METALは台風に好かれているのか?と半ば呆れつつも、多少の緊張感が生まれ良い旅となった。三ノ宮から乗ったポートアイランド線の中で福岡メイトのYUUくんに遭遇した。YUUくんは昨日の公演から参加していて神戸ワールド記念ホール周辺の事情に熟知しており、暫く道先案内人として帯同してもらうことになった。駅の階段を降りると岡山メイトの桃太郎さんをみつけて挨拶を交わした。楽園やSNSの仲間に会えることがライブの一つの楽しみでもある。BABYMETALのライブは僕にとっては普段ネットで交流する人たちとのオフ会の場としての意味合いが強く、単なるライブ参戦ではない。今回、SHINGOさんにも会って、色々お話を聞けた。SHINGOさんとはガンズの京セラドームや大阪銀ギツネ祭等で何度かお会いしたが、直接話したのは今回が初めて。こうした現地での繋がりが次のライブ参戦への活力になるのだと改めて感じた。

 

YUU「この右側が市民広場でクロークが設営されている。メイトの溜まり場にもなっています。開場前になるとピットの入場列の整列場所にもなります。そして左がワールド記念ホール。あの丸いのがそう。物販もホール前に設営されていて、超ピットの入場列の整列場所になっている。TMさんは超ピットだからクロークに預けたら入場列まで少し歩かないといけない。まあ、近いですけれどね。あと、サバトンの物販は手前で奥がベビーメタルですね。」

 

案内に従って、物販列のところまで行き、11時前で閑散としている状況を見てから、僕らは市民広場に行った。市民広場のピラミッドの下には多くの顔なじみがいた。ライブ当日は全国からメイトが集まって来る。この交流が堪らないからまた、次も此処に戻ってくる。僕はさっきYUUくんが気にしてくれたようにA221番、超ピットで、L1だった。ステージから一番近い場所だった。後日気づいたのだが、僕は間違ってR1に入ってしまったようだった。おかげで上手のMOAMETALの前にいることができた。不幸中の幸いか?僕の位置はドセン45列目。距離的には申し分ない距離だ。ステージは変則的に張り出しているので柵も変則的に前と横にある。圧縮もほぼなかったから、常に見やすくて最高のポジションだった。

 

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2.開演

We are SABATON!」の掛け声と共にサバトンのライブが始まる。

左からトミー、パル、ハネス、ヨアキム、クリスと並ぶ。これだけ大男達がブロンドの長髪を振ってヘッドバンギングする様は圧巻だ。2018年のワールドツアーはほぼ同じセットリストで演奏されているようで、一曲目はいつもGhost Division(幽霊師団)だ。幽霊師団とはナチスドイツのロンメルの戦車団のことで、この戦車団は高速で走るパンツァーを使った奇襲を得意としており、その形容として幽霊師団と呼ばれている。ロンメルは下層階級から元帥にまで上り詰めた英雄。そんな英雄も綺麗事で勝ち上がって来たわけではないことを歌詞に込める。歌詞の重苦しい内容とは裏腹に、サバトンのライブは楽しい。リアルな迷彩服や防弾チョッキで身を包み込んでいるにも関わらず、オーバーな振り付けがコミカルに映り、何故か笑いを誘発する。戦争なんてしないで楽しく行こうぜと言うのがたぶん、この人達の訴えたいところなんだろう。

 

二曲目、Winged Hussersは羽の軽騎兵と言う第二次ウィーン包囲時の救世主ポーランド軍を英雄として歌う、ここでヨアキムが若きギターの魔術師トミー・ヨハンソンに「ちょっとサバトンとは違った感じのギターを聴いてみたい!」リクエストするのでトミーは早弾きのソロを披露する。*注1もともとトミーはREINXEEDというバンドでメロディックパワーメタルを奏でていた。三年前にサバトンに参加してサイドギターをやってはいるがガスGを彷彿させる超絶なテクニシャンだ。サイドギタリストの彼にこんなMC中に見せ場を作ってくれているのは素晴らしい。またヨアキムとのコミカルなコント風掛け合いが僕らメイトには壺に入っている。「違う曲を!」と言うリクエストにトミーは次にバンドで演奏する「Swedish Pagansを得意げに演奏する。頭を抱えてヨアキムが決め台詞「バカ!」が流暢な日本語で滑り出て会場全体が爆笑した。休憩していたメンバーがもどりSwedish Pagansが始まる。この曲はヴァイキング北欧神話を題材にしている。*注2続く

The Last Standは神聖ローマ帝国によるローマ略奪、Carolus Rexはスウェーデン国王カール12世の王位継承を歌い、Night Witchesではロシアの女性爆撃連隊のことを歌う。どの曲も激動する歴史上のメルクマールとなる題材を扱う。僕らはヨアキムのお願いでジャンプをする。逐一深いお辞儀で感謝を表すヨアキムは完全に観客の心を掴んでいた。

 

そして7曲目、Primo Victoriaである。曲自体は耳なじみの良いメロディックな旋律なのだが、スクリーンに映し出される爆撃機に違和感を感じた。曲はノルマンディー上陸作戦を扱っているためB17爆撃機が映し出される。あたかも青空がその黒き機体に埋め尽くされたかのような演出に日本人はB29爆撃機を想起する。高所に設置されたスクリーンがリアリティを加速化させた。BABYMETALは広島生まれのSU-METALを擁している。あの原爆の日に黙祷を欠かさないSU-METALの前で「なんで?」と目を疑った。これがBABYMETALのゲストが流す映像なのだろうか?と困惑を覚えた。この件は凄く気になったので直ぐに調べた。歌詞を読み、アーティストのポリシーを調べることで頭の中のモヤモヤが少しずつ晴れていった。あんな楽しいバンドなのに、あんなに礼儀正しいのに、考えなしにあの映像は流さないだろう。この曲は特別ではなかった。この曲に限らず、サバトンは各国の戦争を題材とした曲で世界に挑む。このリアリティは日本だけではなく他の国でも少なからず同じような誤解に苛まれながらも、敢えて流しているのだろう。それこそが戦争を牽制する最も有効な手段なのだから。数々の困難を乗り越えて、ここまで勝ち上がって来たのだから、彼らの忍耐力には頭が下がる。ライブで感じられたコミカル且つ人なつこいパフォーマンスは本当の彼らなんだとも感じた。軍服を着て、戦車に乗ったりするけれど、平和を共に守ろう!と言う大義が、その歌から感じられる。BABYMETALのゲストとして、素直に相応しいと思えた。

 

8曲目は日本の西南戦争を歌ったShiroyamaだ。無謀な戦いに挑む最後のサムライを題材に歌う。新しいものを受け入れることを拒んだサムライの悲哀を教訓として歌っている。

 

ヨアキム「さあ、皆んなに良いニュースと悪いニュースを伝えなければならない、悪いニュースは次の曲が僕らの最後の歌だと言うこと。そして良いニュースは、次にBABYMETALが登場するっていうことだ。」

 

笛の音が心地よい名曲、To Hell And Backが演奏されてBABYMETALに繋いだ。困惑が深まるライブが実はこの後も続くとはこの時は思いもよらなかった。今はただ楽しくサバトンと歌い、ジャンプをして喜びを噛み締めたい。

 

SABATON Setlist

 

01. Ghost Division

02. Winged Hussers    

03. Swedish Pagans

04. The Last Stand 

05. Carolus Rex

06. Night Witches

07.  Primo Victoria

08. Shiroyama

09. To Hell And Back

 

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03.BABYMETAL登場!・・。

 

ダークサイドを告げる映像の後に黒装束のCHOSEN7が現れた。横一列に並ぶ7人、全身が布で覆われている為、誰が誰だかわからない。真ん中の1人が前に出てきた、あれがSU-METALなのだろう。失望の暗闇に包まれてIn the Name ofが始まる。広島で見たあの振り付け。・・だけれどとうとう顔すらも見えなくなった・・これがBABYMETALなのか・・どうしたものだろうか・・。KAWAIIを世界に流布するBABYMETALが回を重ねる毎にその可愛いを少なくしてきた。そしてとうとう何も見えなくなった。ただそこには黒装束のダンサーがいるだけ。続く新曲Distortionでは流石に覆いは取れたものの、7人は同じ衣装を纏い、顔には独特の化粧をほどこしている。誰が誰なのかが一見わかりにくい。僕のいるこの場所で見誤るのだから、もう他の人達は大写しのスクリーンを見るしかない。特に我らがMOAMETALが他の五人と混ざり合い、一体何処にいるのかがわからない。見当たらない。僕らからしたら「MOAMETALを探せ!」をライブ中にずっとやっている感じだ。終始MOAMETAL探しに明け暮れて、頭に何も残らない。ギミチョコ‼︎では三人にスポットが当たる。しかし喜ぶのもつかの間、新曲のElevator Girlではまた7人が入り混じる。そんな状況でどうしても曲に集中できない。いつものBABYMETALなら当たり前の3人が決まったフォーメーションで踊るから、曲に集中できる。いつも感じられた高揚感が今日はなかった。まるで僕の魂が幽体離脱でもして上がらない自分を上空から眺めているかのような滑稽さがある。YUIMETALがいなくなるとこんなことになるのか。首をかしげる。なんなんだ。どうしたのだろう?ライブ中にこんな馬鹿なことを考えるなんて。

GJ!はど真ん中にMOAMETALが居たにも関わらずまるで乗れなかった。それまでの失望に疲れてしまっていた。何時も聴くときは感動しかないアカツキ、楽しみにしていたStarlightがレーザー光線の過剰な演出に辟易して反感しか感じられなかった。このままライブが終わって居たら、もう僕は・・。

 

メギツネは初期の曲であり、三人のフォーメーションとなりMOAMETALにもスポットが当たる。大分目が慣れたことと、MOAのいつもの笑顔がではじめたので、高揚感があった。KARATE7人が倒れて勝手に起き上がるシーンには幻滅しはしたものの、RORでは二人に感動した。単純に素晴らしかった。それは安直ではあるが、暫くなかったこの掛け声が復活したからでもあった。

 

We are BABYMETAL!

We are BABYMETAL!

Weeee aaare! BABYMETAL!

 

たったこれだけだが泣けた。涙は流さなかったがSUMOAも泣いていた。何処の誰よりも辛い二人。引き上げる時にSUに話しかけるMOA。ずるい、これじゃあ嫌いになれない。やっぱり好きなもんは好きなんだよなぁ。YUIMETALが脱退して、今回の違和感ありありのダークサイドの演出がはじまって、どうしても好きになれなかったし、CHOSEN7の意味もよくわからなかった。発表された楽曲は悪くはなかったが、ライブはやたらと脚色が強くて、一体何を見ているのかわからない。見る対象も曖昧であるなら、もう見る意味もないのではないか?一層の事嫌いになりたい、なって他界すれば気が楽になるのではないかとも思った。それが自然であり、それが今までの僕の音楽との接し方だったわけだから・・。

 

ただ、BABYMETALというバンドは他のバンドとはちょっと違う気がした。それは世界という大舞台に立ち、初めて一線を超えた日本のバンドとして圧倒されたわけだし、応援したいと思ったわけだし、その歩みはまだ現在進行形なのだから・・。初期衝動は海外のフェスで本気で乗りまくる観客がいたこと、リップサービスではなくベビメタに熱狂するファンが沢山いること。音楽は世界共通言語であると高らかに公言できる誇り高きバンドであり、他に類を見ない。そんなベビメタの挑戦が続く限り僕らは応援するしか選択肢は無かったはずではないのか?不満と失望とに押しつぶされそうになりながら、The Oneを聴いて、そう自問自答した。

 

BABYMETAL Setlist

 

01. In The Name Of 

02. Distortion 

03. ギミチョコ!! 

04. Elevator Girl 

05. GJ! 

06. 紅月-アカツキ

07. Starlight 

08. メギツネ 

09. KARATE 

10. Road of Resistance 

11. THE ONE-English ver.

 

注1.アイアンメイデンのRun to Hillsだったようです。ヒロシ@AN4620さんから教えてもらいました。

注2.The Last Standと記載していましたが、確かにSwedish Pagansでした。せっかく教えていただきましたので直しておきました。